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【報告】「イスラエル/パレスチナの政治・経済・国際関係の総合的研究」第1回研究会

「イスラエル/パレスチナの政治・経済・国際関係の総合的研究」第1回研究会(2016年10月2日開催)

 

場所:早稲田大学120-4号館405

参加人数:10名

平成28年10月2日に早稲田大学にて1回目の研究会合を開いた。ここではまずプロジェクトディレクターである中村覚氏が企画の趣旨に関して説明し、続いて研究総括である濱中がイスラエル/パレスチナ研究に関する社会科学の学際的共同研究の方法と各参加者が担当する役割について説明し、問題関心の共有を図った。

そのうえで、研究構成員が各自割り当てられた研究領域に沿って、研究構想の概要を報告した。研究会合におけるNissim Otmazgin氏の役割は極めて重要であった。Otmazgin氏が担当するイスラエル・日本関係に関する研究は、本研究計画において特色となるテーマである。博士は、非日本人として「外部(イスラエル)の視点」から、また日本学研究者としての「内部の視点」から、対日関係の歴史的あるいはトピック別の視座を提供してくれた。

また林真由美氏および田中香織氏も研究会に多大な貢献をした。林氏は在イスラエル日本大使館で専門調査員を務めた経験を持ち、田中氏も在イスラエル日本大使館で政府の対パレスチナ開発支援事業を担っていた実務家のひとりであった。両者は研究者としてのバックグランドを持ちながら日本外交ならびに国際開発協力の実務を経験してきた貴重な人材である。それゆえに学術研究者のみの会議では陥りがちな高所からの議論、あるいは現地の人々に寄り添った視点だけでなく、実務家としての政策学的かつ現実的な見解が出された。

(文責 濱中新吾)

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