「エジプトのイスラーム都市を掘る―日本調査隊によるフスタート遺跡の発掘成果」(2016/9/17~2016/10/10)
9月17日から10月10日まで、横浜ユーラシア文化館にて『エジプトのイスラーム都市を掘る―日本調査隊によるフスタート遺跡の発掘成果―』が開催されます。同企画展には、早稲田大学に所蔵されているフスタート遺跡の発掘出土品が数百点展示されます。精巧なガラス瓶のほか、華やかなフィルターと呼ばれる透かし彫り装飾の土器や彩文土器、ラスター彩陶器、マムルーク陶器などの華やかな工芸品のほか、実際の生活の中で使用された土器や陶器、オイル・ランプ、各種道具類・装身具類など、中世エジプトの生活の一端をみることができます。また、関連企画としてギャラリートークや関連講座、公開研究会なども予定されております。詳細につきましては、こちらのパンフレットをご連絡下さい。
開催期間:2016/9/17(土)~2016/10/10(月・祝)
休館日:毎週月曜日 ただし、9/19(月・祝)、10/10(月・祝)は開館、9/20(火)は休館。
開館時間:9:30~17:00 毎週水曜日は19:00まで開館。発券は閉館30分前まで。
観覧料:一般300円、小・中学生150円
主催:横浜ユーラシア文化館
共催:横浜市教育委員会 早稲田大学イスラーム地域研究機構 早稲田大学エジプト学研究所
展示構成
Ⅰ.イスラーム考古学からみたフスタート
Ⅱ.遺物でみるフスタートの歴史
Ⅲ.フスタート遺跡を掘る
関連企画(ギャラリートーク(展示解説))
日時:9/18(日)、10/2(日)各会14:00~
- 展示担当学芸員
日時:9/22(木・祝)11:00~
- 真道洋子(公益財団法人東洋文庫研究員)
各会30分程度
参加費:企画展観覧料のみ
関連講座
「イスラーム世界の都市生活―ナイルのほとりの伝統と技術革新―」
- 講師 長谷川奏(早稲田大学総合研究機構客員教授)
「フスタート遺跡出土遺物からみたイスラームと異文化」
- 講師 真道洋子(公益財団法人東洋文庫研究員)
日時:10/1(土)14:00~16:00
会場:1階ギャラリー
参加料:400円(企画展招待券付き)
定員:30名(先着順)
公開研究会(第10回 コプト・イスラーム物質文化研究会)
「金属の輝きラスター彩-不思議だらけのイスラーム陶器」
- 講師 岡野智彦(青山学院大学非常勤講師)
「イスラーム陶器を科学する―科学の視点から探る土と炎の芸術」
- 講師 二宮修治(人間文化研究機構国文学研究資料館研究部客員教授)
日時:9/22(木・祝)13:30~16:00
会場:1階ギャラリー
参加費:無料
共催:横浜ユーラシア文化館
*共催:早稲田大学イスラーム地域研究機構、東京大学東洋文化研究所班研究「イスラーム美術の諸相」、国士舘大学イラク古代文化研究所、日本学術振興会科学研究費基盤研究(B)「イスラーム地域における物質文化史の比較研究~イベリア半島から中央アジアまで」(研究代表:真道洋子)