この度、早稲田大学イスラーム地域研究機構エジプト班は、ゲニザ文書の専門家であるアミール・アーシュール氏を招き、ワークショップを行います。エジプト・カイロのベン・エズラ・シナゴーグで発見されたゲニザ文書(カイロ・ゲニザ)は、訴訟や契約に関わる文書から私信まで様々な種類の文書を含む希有なコレクションです。しかし、その史料的価値は認められつつも、イスラーム史研究においてはそれらの利用の余地は未だに多く残されているというのが現状です。本ワークショップでは、ゲニザ文書の背景(伝世状況や研究史)を踏まえながら、それをいかにイスラーム史研究に生かすことができるかについて議論していく予定です。ゲニザ文書に触れたことのない人も、またより一層専門的な知識を得たいという人も、本ワークショップを情報共有の場として生かしてもらいたいと思います。
日時
2018年1月20日(土)16:00–18:00
会場
早稲田大学大隈記念タワー26号館501室(地図)
講師
アミール・アーシュール氏(ハイファ大学、ケンブリッジ大学)
使用言語
英語
対象者
どなたでも可。事前申込は不要です。
お問い合わせ
islam-info[at]list.waseda.jp([at]をアットマークに変換してください)