Center for Entrepreneurship 早稲田大学 アントレプレナーシップセンター

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【開催報告】探究の時間でやってみよう!高校生へのアントレプレナーシップ教育~

2024 年 12 月 25 日(水)に早稲田大学 121 号館にて、高校教員を対象としたアントレプレナーシップ教育の研修プログラムを開催しました。
本ワークショップは本学が主幹機関として推進する EDGE-PRIME Initiative(GTIE)事業の一環として行われました。当日は基調講演と実践ワークが行われたほか、教員間での事例共有の時間が設けられ、学校教育の中にアントレプレナーシップ教育を取り入れる際のエッセンスが共有されました。

当日の様子 ※講師名敬称略

第一部 基調講演 「探究の時間におけるアントレプレナーシップ教育の導入について」 講師:藤井千春(早稲田大学)

 

  • 参加者の声
    ・ これまで曖昧なままグループワークをやっている一面がありました。しかし講演をお聞きし、「真正な活動をして真正な評価を得ることで、身の丈を知り、自己のあり方を考える」ということに感銘を受けました。実社会に関わる活動や目標を設定し、それに対する評価を受け止めることを念頭に、教育活動に取り組んでいきます。
    ・ アントレプレナーシップを行うにあたって教師の役割は生徒に探究心、チャレンジ精神を抱かせる問を投げかけることが重要であることを改めて気づかされました。技術的な分野は教師以外の大人、感情面での生徒のサポートは教員という役割分担を明確にして、本校でもアントレプレナーシップ教育を実践していきたいと思いました。

第二部 ワークショップ 「i.school 式アイデア創出」
講師:堀井秀之(i.school エグゼクティブ・ディレクター/(一社)日本社会イノベーションセンター(JSIC)代表理事)

  • 参加者の声
    ・ 大変参考になりました。分析はグループでやり、アイデア創出は個人で集中するというのも、体験ししてみると「なるほど」と納得できました。人間の認知能力には限りがある、との堀先生のお言葉に非常に説得力を感じました。これまでのやり方を見直すことができます。
    ・ 初めて会ったグループメンバーとは思えないほど、アイデアを言語化できました。おそらくそれはアイスブレークから始まり、失敗して良い、人からの評価を気にしなくて良いという発散と収束の繰り返しがデザインされたからだと思いました。

 

事例共有+グループ内討論
東京電機大学中学校・高等学校 池田先生より事例共有

  • 参加者の声
    ・ この業界で最先端を行く先生方がどのような意識で、どのようなリソースを使っているのか等、非常に充実した時間であった。可能であれば、他のグループとも交流を持てる場があれば良かったと思うが、自分の学校で抱えている課題やその解決策を建設的に議論したり共有したりすることができたと感じている。
    ・ 同じ志を持つ人と話をすることは、ストレスなく良い意味で批判的に言えたりしてより良いものを作り上げたいというマインドになりました。各学校で取り組もうとしていること、うまくいったことや失敗談からも学びがありましたし、学校の主役は生徒であり、生徒が能動的に探究を取り組むことが、豊かな人生の一助になるというメッセージを受け取れました。
  • 全体を通しての感想
    ・ 英語科教員として、時事問題を扱うことが多いので、教科書理解に留めず問い作りを生徒にしてもらって、そこからどのような解決策が見出せるかまで取り組ませたいと思うようになった。
    ・ 他校の先生方と繋がるいい機会にもなりましたし、実際に勤務校にて活かせそうなやり方も学ばせていただきました。

 

本プログラムをきっかけにアントレプレナーシップ教育を展開される先生方が増えましたら幸いです。
年末のご多用の中、全国よりご来場いただきました皆様に厚く御礼申し上げます。

アントレプレナーシップ教育の本場米国ボストンへの研修機会も提供

米国の先進的な取組みを視察、調査していただき、自身が勤務校で行う授業や課外活動、教員研修等でアントレプレナーシップ教育をより効果的に推進していただくことを目的として、本研修プログラムにご参加の先生方のご希望者のなかから数名を選抜して米国東海岸に派遣することにしました。本プログラムでは、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学など全米有数の学術・研究機関の集積地でもあり、専門能力の高い優秀な人材の起業家教育を強化しているボストンを訪問いただきます。派遣前の事前研修を経て、現地の高校・大学等の訪問、起業家・教育関係者との対話やインタビューにより、自らが設定した調査、課題に取り組みます。 ※研修プログラムは、2o23年度高校生シリコンバレー派遣留学プログラムを共同企画・実施したNPO法人EdFuture の支援を得て実施します。

ご応募いただいた中から、以下の3名を派遣することとなりました。3名の先生には、帰国後報告会にて研修成果のご発表を予定しておりますので、ご期待ください。

派遣日程 :2025年3月22日(土)~28日(金)
派遣先:米国マサチューセッツ州ボストン

派遣者:

  • 東京電機大学中学校・高等学校   池田 巧 先生
  • 明法中学・高等学校        三河尻 紀明 先生
  • 早稲田摂陵高等学校        神谷 雄毅 先生

 

イベント概要

日 程 :2024年12月25日(水)
開催場所:早稲田大学121号館
主催:Greater Tokyo Innovation Ecosystem (GTIE)、早稲田大学アントレプレナーシップセンター
参加費:無料

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