早稲田大学は、フィンランドの教育機関(Haaga-Helia大学 EduExellence)と共同し、アントレプレナーシップ教育に携わる教育向けの研修プログラムを実施します。
プログラムは、エフェクチュエーション*の原則を取り入れ、オンラインによる3回の集合研修と、参加者同士のピア・メンタリングから構成します。ピア・メンタリングは、フィンランドでは、教師の専門能力開発のための手法として広く使われています。起業家教育に力を入れるフィンランドで発達したノウハウを吸収しながら自らの教育力を高め、また国内の関連教員とのネットワークを作る貴重な機会です。
3回の集合研修には日本語同時通訳がつきます。また、すべての研修を修了した方には、ヨーロッパ各国で共通に用いられる大学の単位制度であるECTS(European Credit Transfer and Accumulation System)に基づき、相当単位が付与されます。
ぜひご応募ください。
プログラムの構成
集合研修と参加者同士のピア・メンタリングから構成。エフェクチュエーションの原則を実践しながら学びます。
①集合研修(3回):2022年11月2日、2023年1月19日、2023年3月7日 時間はすべて18:00-20:30(日本時間)(オンライン)
②ピア・メンタリング(任意の時間で、参加者同士の2名あるいは3名で設定、集合研修の間に8回)(オンラインを想定)
〇経験豊富な複数のファシリテーターが指導にあたります。 〇高等教育機関の起業家精神に溢れたゲストスピーカーによるプレゼンテーションあり。 〇様々なデジタルファシリテーションツールやメソッドを使用予定。 〇最も重要なワークは、自ら選択したメンター・メンティーである2名あるいは3名によるピア・メンタリングの実践です。
参加対象者
アントレプレナーシップ教育に携わる日本国内の教員。定員:24名
言語
集合研修は英語で行われます(補助的に日本語同時通訳あり)。ピア・メンタリングは日本語でも英語でも結構です。
コーディネーター:早稲田大学 島岡未来子(研究戦略センター教授、アントレプレナーシップセクション副所長)
問い合わせ先
早稲田大学アントレプレナーシップセンター
wep(a)list.waseda.jp
※(a)を@に変換してご利用ください。
wep(a)list.waseda.jp
※(a)を@に変換してご利用ください。
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*エフェクチュエーション
米国バージニア大学サラス・サラスバシー教授が提唱した、成功した起業家に見られる意思決定理論。 以下の5つの行動原則があるとされる ① 「手中の鳥」の原則 (The Bird in Hand Principle) ② 「許容可能な損失」の原則 (The Affordable Loss Principle) ③ 「クレイジーキルト」の原則 (Crazy-Quilt Principle) ④ 「レモネード」の原則 (Lemonade Principle) ⑤ 「飛行中のパイロット」の原則 (Pilot-in-the-Plane Principle) 学習可能とされ、アントレプレナーシップ教育のみならず、欧米を中心に人材育成等にひろく導入されている。**********************