2022年4月に、早稲田大学の建学の精神「早稲田大学教旨」の1つである「学問の活用」を図るスタートアップ企業を創設し育成することで、学問の知見や研究成果を社会に実装し、人類社会の進化と幸福、ならびに持続可能性に貢献する事業と産業を創出することを本旨として、早稲田大学ベンチャーズ株式会社(WUV)が設立されました。
WUVは、この本旨に基づき、早稲田大学を中心に国内外の大学・研究機関における優れた研究成果から、グローバル・インパクトのある事業の構築を目指して、研究者と起業家、経営者と共に新たなスタートアップの創設を行うディープテック領域の創業投資に特化したベンチャーキャピタル(VC)として投資活動を開始し、その後2022年8月8日に設立したWUV1号ファンド(正式名称:WUV1号投資事業有限責任組合)が、設立からわずか8カ月で約84億円の調達を達成しました。ファイナルクローズでは、100億円を達成する見込みです。
現在、WUVは3社のスタートアップを創業し投資を実行していますが、すべて当センターのコミュニティ会員企業に所属しており、支援を行っております。
WUVスタートアップの会員企業紹介
※社名またはロゴをタップすると各社HPへアクセスできます。
株式会社Nanofiber Quantum Technologies

量子コンピューター、量子暗号、量子通信、その他量子科学に関連する技術、製品、サービスの研究、開発、設計、製造及び販売
ダイヤモンド半導体を活用した次世代パワーデバイス/高周波デバイス、及びそれを活用したモジュールの開発及び製造
量子コンピューターなどの量子技術に関連した技術のアルゴリズム、製品、サービスに関する研究、開発及び販売
WUV1号ファンドは、科学的ブレークスルーに基づく、世界に輝くスタートアップを新たに15社程度、世の中に出していくことを目指しています。
WUVはスタートアップの会社設立前より関与し、事業計画策定から経営チーム組成まで創業に向けた支援を行い、会社の立ち上げ資金となる創業投資と会社の体制構築を行う創業支援に注力し、その後は、他のVCの資金も招き入れながらスタートアップを成功に導き、国内のみならずグローバルに羽ばたいていただくことを期待しています。
アントレプレナーシップセンターもWUVとともに早稲田大学を中心とした研究シーズに基づく技術の社会実装に向けた起業を支援することで、イノベーションのエコシステムを実現する先導役となってまいります。
なお同内容は、PRTIMESにも掲載されております
早稲田大学ベンチャーズ、WUV1号ファンド総額84億円に、ファイナルクローズまでに100億円達成を見込む|早稲田大学ベンチャーズ株式会社(WUV)のプレスリリース (prtimes.jp)