研究課題
オリンピック代表選手等トップアスリートの高所トレーニングにおけるパフォーマンス評価に関する研究
研究組織
研究代表者
奥野景介(スポーツ科学学術院准教授、トレーニング内容調査・分析)
研究分担者
- 赤間高雄(スポーツ科学学術院教授、コンディショニング調査・分析)
- 金岡恒治(スポーツ科学学術院准教授、障害調査・分析)
研究計画
2008年の北京オリンピックを控え、トップアスリートは競技力向上を図っている。また、近年では高所トレーニングによって競技力向上を図っている。本研究ではオリンピック種目を対象に、トップアスリートのパフォーマンスを評価することを目的に、以下の項目について調査する。種目は競泳競技とする。
○方法
- 競技会におけるパフォーマンス評価実際の競技場面におけるパフォーマンスを測定し、評価する。具体的には、泳ぎの特徴を数値化し、選手の特徴およびレース展開を把握する。
- トレーニングにおけるパフォーマンス評価およびコンディションの把握トレーニングの場面におけるパフォーマンスを測定し、評価する。具体的には、血中乳酸濃度の測定によって、有酸素性作業能力および無酸素性作業能力を経時的に把握し、パフォーマンス向上の要因を探る。また、障害や体調などコンディションを把握する。
- 高所トレーニングにおけるパフォーマンス評価およびコンディションの把握競泳競技では代表選手になると、高所トレーニングによる強化合宿に参加することができる。そのため、高所環境への適応を把握し、効果的なトレーニングを行う準備や身体の変化を知っておく必要がある。高所環境下での各種パフォーマンステストおよびコンディションを把握することによって、選手の特徴を把握し、競技力向上に活用させる。
○計画
- 5月-7月国内におけるトレーニング、競技会でのパフォーマンス評価および分析
- 8月国際大会におけるパフォーマンス評価・分析
- 9月-10月集計および分析作業
- 11月-12月国内におけるトレーニング、競技会でのパフォーマンス評価および分析
- 12月-1月高所トレーニングにおけるパフォーマンス評価および分析
- 2月-3月集計、分析、まとめ