▶2015.7.22
早稲田大学大学院法務研究科キャリア支援室主催
法科大学院生のためのビジネスマナー講座
日時:2015年6月24日(水)18:30~20:30
場所:早稲田キャンパス8号館地下102教室
法科大学院生について、社会人としての最低限のマナーが欠如しているという指摘を、各方面の採用担当者やエクスターンシップの受入先から受ける機会が増えています。本研究科としても、基本的マナーの重要性を痛感し、優先的に取り組まなければならない課題のひとつと考え、2011年より継 続してビジネスマナー講座を開催しております。
昨年度に引き続き本年度も、講師として、HIROKO ROSE株式会社トップマナー・コミュニケーション講師 藤田菜穂子先生(写真1・2段目)、ならびに、さかきばら法律事務所弁護士 榊原富士子先生(写真3段目)をお招きし、『法科大学院生のためのビジネスマナー講座』を開催しました。当日は、エクスターンシップを参加希望する学生や、将来の就職活動等に備えて基本的なビジネスマナーを学びたい学生、約120名が参加しました。
第一部の藤田先生による「基本的なビジネスマナー」では、学生同士でマナーについて話し合ったり、藤田先生と意見交換をしながら、基本的なマナー知識について学んでいきました。また、途中、電話対応、挨拶の仕方、名刺交換、上司への資料の届け方等、学生への実演指導を踏まえながら、ご説明いただきました。
また、本講座開催にあたって、事前に参加者からマナーに関する質問を募っていたのですが、藤田先生からほとんどの質問に対して丁寧にご回答いただきました。
本研究科の学生はアルバイト以外の社会経験がなく、就職活動もしたことがない方がほとんどだと思いますので、学生同士自ら考え、実演指導という場で身をもって実感することは、今後社会にでるうえで大変よい経験となったことと思います。
第二部の榊原先生よる「エクスターンシップに臨むにあたり自覚すべきこと」では、エクスターンシップで学生を受入れる側の視点から、お話しいただきました。
エクスターンシップに臨むにあたり、積極性を持つこと、多くの人と交流を図ること、常に感謝の気持ちを持つこと等、学生に自覚し、心掛けてほしいことについて、具体的にご説明いただきました。
また、実際に過去エクスターンシップで受入れた学生の良い例・悪い例、法律事務所における一般企業のビジネスマナーの違い、手土産を持って行ったほうがよいのか等、エクスターンシップ参加希望者にとって気になっている細かい点まで触れていただき、大変参考になったことと思います。
第一部、第二部あわせて120分という時間があっという間に感じられるほど、濃密で有益な講座となりました。きっ と、本講座を通じて、基本的なマナーの知識以外にも、それを実践するために必要なマナーマインドも、身に着けることが出来たのではないでしょうか。
今後もキャリア支援室では、法務研究科の在学生・修了生の方向けに様々な就職支援イベントを開催しますので、奮ってご参加いただきますようお願いいたします。
以下は講座の告知資料ですので参考にしてください。
「法科大学院生のためのビジネスマナー講座」案内資料(PDF,588KB)