東アジアは古代から一つの巨大な流通圏として存在していた。物流はもちろん、文学、思想、宗教、科学など、広範囲の交流が、そこでは営まれていた。近代に入ると、そこに西洋からの衝撃が加わり、文化の一大輸出源だった中国が、日本から文化を逆輸入する現象も広く見られるようになる。さらに現在では、グローバリゼーションの影響の下、日本とアジア各地の都市で若者を中心にサブカルチャーなどが国境を越えて急速に、しかも双方向に拡大し、影響し合う状況が生まれている。こうした広がりを持つ東アジアの文化について、古代から現代まで、日本から中国・東アジアの各地域まで、各時代の人文学各領域を専門とする教員の力を結集し、東アジアの人文知について、広く深い、新たな知見を生み出すことを目指す。専門とする領域、時代が多岐にわたるため、全体で一つのテーマを研究する方法はとらず、構成員ぞれの領域を起点にして、関心の重なるテーマ、共通の興味が存在するテーマを構成員が相互に協力しつつ、知見を深めていくこととする。調査やシンポジウム、フォーラム、研究会の開催、および成果の報告などについては、構成員が互いに協力を計るとともに、国内外の研究者との協力、コラボレーションも模索する。
メンバー紹介
部門代表者
森山 卓郎
研究所員
- 岡崎 由美
- 垣内 景子
- 郭 済飛
- 加藤 大鶴
- 河野 貴美子
- 高屋 亜希
- 森 由利亜
- 森山 卓郎
- 楊 達
- 吉原 浩人
- 平林 宣和
招聘研究員
- 呉 念聖
- 柴崎 公美子
- 千野 拓政
- チェ セキョン
- 張 宇博
- 中村 優花
- 伴 俊典
研究報告
2023年度の活動
- 「東アジアの人文知」研究部門主催
第18回国際フォーラム 開催報告
「越境する人文知」(2024.7.3) - 「東アジアの人文知」研究部門主催
第17回国際フォーラム 開催報告
「越境する人文知」(2024.1.31)
2022年度の活動
- 「東アジアの人文知」研究部門主催
第16回国際フォーラム
「越境する人文知」(2023.7.5) プログラム - 「東アジアの人文知」研究部門主催
第15回国際フォーラム
「越境する人文知」(2023.2.2) プログラム
2021年度の活動
- 「東アジアの人文知」研究部門主催
第14回国際フォーラム
「越境する人文知」(2022.7.27) プログラム - 「東アジアの人文知」研究部門主催
第13回国際フォーラム
「越境する人文知」(2022.2.9) プログラム
2020年度の活動
- 「東アジアの人文知」研究部門主催
第12回国際フォーラム
「越境する人文知」(2021.7.29) 開催報告 - 「東アジアの人文知」研究部門主催
第11回国際フォーラム
「越境する人文知」(2020.7.29) プログラム
2019年度の活動
- 「東アジアの人文知」研究部門主催
第10回国際フォーラム
「越境する人文知」(2020.1.29) プログラム - 「東アジアの人文知」研究部門主催
第9回国際フォーラム
「越境する人文知」(2019.7.24) プログラム
2018年度の活動
- 「東アジアの人文知」研究部門主催
第8回国際フォーラム
「越境する人文知」(2019.1.23)報告書 - 「東アジアの人文知」研究部門主催
第7回国際フォーラム
「越境する人文知」(2018.7.25)報告書
2017年度の活動
- 「東アジアの人文知」研究部門主催
第6回国際フォーラム
「越境する人文知」(2018.1.24)報告書
- 「東アジアの人文知」研究部門主催
第5回国際フォーラム
「越境する人文知」(2017.7.26)報告書
2016年度の活動
- 「東アジアの人文知」研究部門共催
主催:私立大学戦略的基盤形成事業第2グループ
共催:中国現代文化研究所
国際シンポジウム
新世紀:越境する東アジアの文化を問う—–カルチュラルスタディーズ・文学・サブカルチャー・そして人々の心—–」
(2017.3.18~19) - 「東アジアの人文知」研究部門主催
第4回国際フォーラム
「越境する人文知」(2016.12.10) - 「東アジアの人文知」研究部門主催
主催:大東文化大学文学部中国学科
首都師範大学中国伝統文化数字化研究中心
第十五届中国古代小説戯曲文献曁数字化国際研討会(2016.9.2) - 「東アジアの人文知」研究部門主催
第3回国際フォーラム
「越境する人文知」(2016.7.27)報告書
2015年度の活動
- 「東アジアの人文知」研究部門主催
第2回国際フォーラム
「越境する人文知」(2015.12.2) - 「東アジアの人文知」研究部門主催
第1回国際フォーラム
「越境する人文知」(2015.7.29)報告書
2013年度の活動
- 総合人文科学研究センター主催年次フォーラム
国際シンポジウム「東アジア文化圏と村上春樹―越境する文学、危機の中の可能性―」(2013.12.14開催)