Research Institute for Letters, Arts and Sciences早稲田大学 総合人文科学研究センター

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【開催報告】2025年度 日本学術振興会特別研究員(DC) 応募チャレンジセミナー

早稲田大学総合人文科学研究センター(以下、人文研)では、キャリア初期研究者支援の一環として、毎年≪日本学術振興会特別研究員(DC)≫応募チャレンジセミナーを実施している。今年度は対面とZoom併用のハイフレックス形式で実施した。本セミナーの目的は、特別研究員経験者に直接、自身の体験を述べてもらうことにより、キャリアの第一歩を踏み出す大学院生の一助となることである。

最初に、大稔哲也所長に挨拶をいただいた。大稔所長からは、アーリーキャリアの硏究者のキャリアに関するアドバイスや、国際的な研究成果の発信と、研究ネットワーク構築の重要性をお話しいただいた。
次に、文学学術院事務所の担当者から「DC応募に際しての諸注意」が共有された。特別研究員制度の概要や早稲田大学が提供している各種支援、申請方法の変更点などが説明された。

「DC経験者からのアドバイス」では、特別研究員経験者の金子聖奈助手がDC申請を振り返って思うこと等を共有した。改めてDC申請の意義や、事前準備におけるアドバイス、修士課程のあいだにやるべきことなどを述べた。

「申請書のポイント紹介」では、特別研究員採用経験者であり本学の博士後期課程に在籍している清水悠佑氏、鈴木理彩氏が、申請書を執筆する際の具体的なポイントを紹介した。両氏からは、自分がその研究を行う意義を明確にすることの重要性や、フィードバックを得ながらどのように申請書を直したかなど、自身の経験に沿った内容が具体的に共有された。

その後の質疑応答では、3名の発表者が事前に出されていた質問に回答した後、参加者からその場で寄せられた質問にも応じた。業績がない場合の自己分析の方法、研究テーマ設定に関する悩みなど、多岐に渡る質問が寄せられた。最後に、リーブズ・クリストファー副所長から、国際的な研究発表においてはただ英語で書くというだけではなく、国際的な研究を吸収することの重要性などが述べられた。

本セミナーの録画を、後日、早稲田大学の文学研究科生向けに期間限定で公開する予定である。本セミナーを通して、大学院生が申請書の執筆やDC挑戦の意義について認識を深め、積極的に特別研究員に応募するきっかけとなれば幸いである。

以上
(記:金子聖奈、道下拓哉)

開催詳細
  • 日時:2025年4月23日(水) 10:00~12:00
  • 形式:対面・Zoom併用
  • 参加者:文学研究科在籍者 63名
  • 講演者

① 所長挨拶:大稔哲也 (総合人文科学研究センター所長)
② DC応募に際しての諸注意:文学学術院事務所
③ DC経験者からのアドバイス:総合人文科学研究センター助手 金子聖奈(専門「日本文学」令和3年度DC1採用者)
④ 申請書のポイント紹介(文学研究科博士後期課程在籍者2名)
・清水悠佑(専門「美術史学」令和7年度DC2採用者)
・鈴木理彩(専門「学習心理学」令和6年度DC1採用者)
⑤ トークセッション、質疑応答:金子聖奈、清水悠佑、鈴木理彩〔司会:総合人文科学研究センター助手 道下拓哉〕
⑥ 閉会の辞:リーブズ・クリストファー (総合人文科学研究センター副所長)

Dates
  • 0423

    WED
    2025

Place

戸山キャンパス33号館3階第一会議室

Tags
Posted

Wed, 23 Apr 2025

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