主催:早稲田大学総合人文科学研究センター研究部門「行動・社会・文化に関する多角的アプローチ」
心理学セミナーシリーズ
日程:2023年12月15日(金)15:00~16:30
会場:早稲田大学戸山キャンパス33号館16F第10会議室+オンライン開催 (zoom)
講演者:寺尾 勘太(早稲田大学総合人文科学研究センター・招聘研究員、東京医科歯科大学教養部自然科学系生物学分野特任研究員)
講演タイトル
昆虫の微小脳が持つ可塑性~古典的条件づけについての理論と実験~
講演内容
無脊椎動物の持つ 「微小脳」 は、脊椎動物の持つ 「巨大脳」 と比べて小型かつ速い応答を特徴とする脳として知られている。微小脳は可塑性を持つため、無脊椎動物も記憶・学習能を有する。古典的条件づけは記憶・学習の基本的な実験手法である。無脊椎動物を対象とした古典的条件づけの研究は、脊椎動物と異なる観点で発展しながら記憶・学習研究に貢献してきた。昆虫は無脊椎動物の中でも古典的条件づけについての知見が豊富な実験動物である。今回は昆虫の古典的条件づけの研究とほ乳類・鳥類を中心とした脊椎動物の研究を比較して理論と実験の両面から検討すると共に、私が実験動物として主に用いてきたフタホシコオロギの記憶・学習研究の知見を紹介する。
お申し込み方法
zoom聴講を希望される方は、事前に下のQRコード、もしくはこちらのフォームからお申し込みください。後日、参加用リンクをお送りします。
プログラム
- 打ち合わせ 14:30~15:00
- 講演 15:00~16:30
- 質疑・懇親会 16:30~17:00
※終了後には懇親会も予定していますので、お気軽にご参加ください。
お問い合わせは神前 裕([email protected])まで。