劇団俳優座12月公演『閻魔の王宮』(The King of Hell’s Palace)についてのプレトーク
日程:2023年12月9日(土)10:00~11:30
会場:戸山キャンパス36号館6階682教室
登壇者:小田島恒志(文学学術院教授)、河内 浩(劇団俳優座)、塩山誠司(劇団俳優座)、千野拓政(文学学術院教授)
内容
数十万人に影響を及ぼした中国・河南省HIV数段感染事件を題材にした問題作を12月20日から劇団俳優座が俳優座劇場(六本木)にて本邦初上演します。中国系アメリカ人フランシス・ヤーチュ・カーウィグによって書かれたこの戯曲は2019年にロンドン・ハムステッドシアターにて初演されました。
今回、劇団俳優座から、実際に出演する俳優2名を招いて、一部、台詞を数行朗読してもらい、それらが意味するところを脚本の翻訳を担当した小田島恒志とともに考察していきます。中国系とはいえアメリカ人である作者が見た現代中国の諸相の描かれ方について、中国文化の専門家の立場から、千野拓政が所見を述べていきます。
中国とアメリカと、これが初演されたイギリスと今回上演される日本の文化が様々に交錯する様相が浮かび上がることを目指します。
※お問い合わせは千野拓政([email protected])まで。
主催:早稲田大学総合人文科学研究センター研究部門「東アジアの人文知」/早稲田大学文化構想学部多元文化論系・早稲田大学多元文化学会