Research Institute for Letters, Arts and Sciences早稲田大学 総合人文科学研究センター

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【開催報告】2023年度文学研究科生のための≪日本学術振興会特別研究員(DC)≫ 応募チャレンジセミナー

早稲田大学総合人文科学研究センター(以下、人文研)では、キャリア初期研究者支援の一環として、毎年≪日本学術振興会特別研究員(DC)≫応募チャレンジセミナーを実施している。ここ数年はCOVID-19感染拡大防止のためオンラインで開催されていたが、今年度は対面形式で実施した。本セミナーの目的は、特別研究員経験者に直接自身の体験を述べてもらうことにより、キャリアの第一歩を踏み出す大学院生の一助となることである。


最初に、山本聡美所長に挨拶をいただいた。山本所長からはキャリア初期の段階で自身のキャリア構築のビジョンを持ち、計画的に行動することの重要性が述べられ、研究者にとって特別研究員への申請がその第一歩であることが示された。

次に、事務所の担当者から「DC応募に際しての諸注意」が共有された。特別研究員制度の概要や早稲田大学が提供している支援、申請方法の変更点などが説明された。

「DC経験者からのアドバイス」では、特別研究員経験者の入倉友紀助手が自身の経験を共有した。DC申請のメリットやDC採用までの流れ、事前の準備、申請書の作成で意識したことなどが述べられた。

「申請書のポイント紹介」では、2名の特別研究員採用経験者の学生から具体的なアドバイスが述べられた。池田泉氏は申請書の各項目で何が求められているのか自分なりに分析した上で、実際の申請書をどのように執筆したか解説した。金子聖奈氏も自身の申請書を使用して、各項目に関して何を意識して執筆したかを具体的に述べた。また、両氏とも申請書は複数の人にチェックしてもらうことを推奨していた。

その後の質疑応答では事前に出されていた質問に回答した後、参加者からのその場の質問にも回答した。発表を行った上記の3名に加え、司会を務めた村山雄紀助手も特別研究員採用経験者であったため、自身の経験も交えつつ個々の質問に回答した。また適宜事務所の担当者からも回答内容の補足があった。

本セミナーは録画しており、後日早稲田大学文学学術院の専任教員、大学院文学研究科在籍生向けに期間限定で公開予定である。これにより、今回参加出来なかった方々にもDCに挑戦する意義、申請書を執筆するためのポイント、早稲田大学が提供する支援など様々な情報を広く届けることが出来るであろう。本セミナーが特別研究員へ挑戦する後押しとなれば幸いである。

以 上
(記:入倉友紀)

開催詳細
  • 日時:2023年4月5日(水) 10:40~12:20
  • 形式:対面形式 (戸山キャンパス33号館第一会議室)
  • 参加者:大学院文学研究科在籍学生42名、教員2名
  • 講演者

1.所長挨拶:山本聡美 (総合人文科学研究センター所長)
2.DC 応募に際しての諸注意:加藤健一郎 (文学学術院事務所)
3.DC 経験者からのアドバイス:入倉友紀 (総合人文科学研究センター助手)
※応募区分:美学および芸術論関連/平成31年度DC1採用者
4.申請書のポイント紹介:2名
・池田泉 (文学研究科美術史学コース博士後期課程)※応募区分:美術史関連/令和4年度DC2採用者
・金子聖奈 (文学研究科日本語日本文学コース博士後期課程) ※応募区分:日本文学関連/令和3年度DC1採用者
5.質疑応答:村山雄紀 (総合人文科学研究センター助手)、入倉友紀、池田泉、金子聖奈

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