ゼバスティアン・バルメス 氏(チューリッヒ大学)講演会
ナラトロジーと日本中世文学
――物語論の諸問題と『神道集』の「物語的縁起」を中心に――
Narratology and Medieval Japanese Literature
Issues in Narrative Theory and the ‘Narrative Engi ’of Shintōshū
- 日時:2024年7月30日(火)16:00~17:40
- 会場:早稲田大学戸山キャンパス33号館3階 第1会議室
- 講演者:ゼバスティアン・バルメス 氏
- 司会:陣野 英則(文学学術院教授)
- コメント:徳田 和夫 氏(学習院女子大学 名誉教授)
- 開催形式:対面、事前申込不要、入場無料
- 使用言語:日本語(質疑は英語・日本語)
- 主催:早稲田大学総合人文科学研究センター 角田柳作記念国際日本学研究所
- お問い合わせ:[email protected]
内容・趣旨
- ゼバスティアン・バルメス氏は、中古・中世の日本古典文学研究者として手堅い文献研究を重ねるとともに、最新の文学理論にも通暁している気鋭の研究者です。本講演では、ヨーロッパにおけるナラトロジー研究の現状をおさえ、日本古典文学の特徴に注目した上で、『神道集』の「物語的縁起」を資料に、〈語り手〉〈距離〉〈視点〉〈作中人物〉〈時間〉〈空間〉などの範疇の分析によって、その物語自体、あるいは近世における発展に関して何が明確になってくるのかということが論じられます。日本中世文学を専攻する方はもちろんのこと、文学理論に関心をよせる方にも向けられた講演会です。
プログラム
- 16:00-16:05 開会の挨拶
- 16:05-16:55 バルメス氏による講演
- 16:55-17:10 コメンテーター(徳田和夫氏)のコメント、ならびに講演者とコメンテーターとのやりとり
- 17:10-17:35 フロアとのやりとり
- 17:35-17:40 閉会の挨拶