滋賀県民の誇る日本一の湖「琵琶湖」
政治経済学部 3年 北川 喜槻(きたがわ・よしき)
僕が育った滋賀県の印象を人に聞くと、百発百中で出てくる答えが「琵琶湖」です。琵琶湖は「日本で一番大きい湖」としてその名を全国に知られていますが、実は世界の中でも古い湖「古代湖」に分類されていることでも有名なことはご存知でしたか? なんと400万年もの歴史があると言われています。滋賀県民としては「滋賀は琵琶湖だけじゃない!」と思いつつ、やはりこの湖への愛着が強いことは間違いありません。今回は、そんな琵琶湖を持つ滋賀県を堪能するために訪れていただきたい場所を3カ所ご紹介します。
まず、「琵琶湖を一望したい」という方にお勧めなのが、「びわ湖バレイ」というリゾート施設です。もともと滋賀県の中では有名なスキー場として栄えており、僕も何度かお世話になりましたが、このびわ湖バレイに最近生まれたのが、「びわ湖テラス」と呼ばれる展望エリアです。天気が良ければ、琵琶湖をまるっと一望できる絶景スポットとして新たな魅力を備えたびわ湖バレイに、ぜひ足を運んでみてください!
春から秋まではジップラインを(写真左)、冬はスキーやスノーボードを楽しむこともできるびわ湖バレイ(写真提供:(公社)びわこビジターズビューロー)
「琵琶湖を体感したい」という方には、琵琶湖の「淡水浴場」がお勧めです。塩気のある海水とは違い、水に入った後でもベタつかないのが淡水のいいところ! 特に琵琶湖北部の水は、南部の水よりもきれいと言われているのでお勧めです。来年の夏は、琵琶湖で「淡水浴」を楽しみながら、湖畔でバーベキューを楽しむのもいいのではないでしょうか?
最後に、琵琶湖以外の見どころもご紹介。京都の右隣りに位置する滋賀県は、比叡山や安土城跡など、日本史にまつわる古跡が非常に多い県でもあります。中でも、石山寺は必見です。真言宗の大本山であるこのお寺は、古来より多くの文学者が参詣しており、世界最古の小説とも言われる『源氏物語』は、紫式部が石山寺参籠中に起筆したという伝説が残っています。
今回ご紹介した琵琶湖や石山寺の他にも、国宝に指定されている彦根城や、最近テレビでも取り上げられた、大津市で定期開催されている「100円商店街」など、滋賀県は過去から現在に至るまで、多くの魅力を宿しています。皆さんも京都に行く機会があれば、ぜひ少し足を延ばして滋賀県までお越しください!
◎滋賀県はこんなところ◎
京都の東に位置する滋賀県は、総面積の約6分の1を琵琶湖が占め、その貯水は滋賀県のみならず近畿地方約1,400万人の貴重な水源となっている。人口約141万人。県庁所在地の大津市までは、京都駅から電車で約9分。