Waseda Weekly早稲田ウィークリー

早大生リポート

祭りも人も熱い町 青森・八戸

自然、食、文化の豊かな青森県八戸市

教育学部 3年 西條 快(さいじょう・はやた)

私は大学入学前まで、本州最北端の青森県八戸市で10年ほど暮らしていました。八戸は、かつて年間水揚げ量ナンバーワンを達成したこともある港町で、今でも中心水産業であるイカの水揚げ量は、2位以下を大きく引き離して全国1位です。水産業に限らず、自然や食、文化が豊かで飽きのこない町、八戸の魅力を紹介します。

まず紹介するのはスポーツ。寒い土地柄、スケートがとても盛んです。冬になると、広いスケートリンクが市民に開放され、子どもから大人まで幅広く楽しんでいます。また、女子レスリング金メダリストの伊調馨選手や小原日登美選手などを輩出した、レスリングの町でもあります。

その名の通り、南部煎餅の入ったせんべい汁(写真提供:八戸市観光課)

次に紹介するのは食べ物。日本最大級のまちおこしイベント「B-1グランプリ」で金賞に輝いたこともある「せんべい汁」や、贈り物に大人気のウニとアワビのお吸い物「いちご煮」が特に有名です。ちなみにいちご煮は、ウニが野イチゴの果実のように見えることから名付けられたそうです。また、八戸では栽培が盛んな菊を食べることも! 菊を入れたみそ汁は苦みもなく、とてもおいしいですよ。八戸のおいしい食べ物は、観光スポットにもなっている大きな市場「八食センター」に行けば、何でも味わえます。

多くの人でにぎわう八戸三社大祭(写真提供:八戸市観光課)

八戸は祭りも盛んです。特に有名なのが、毎年夏に行われる「八戸三社大祭」。町内会などの各コミュニティーで精魂込めて作った山車(だし)と、老若男女たくさんの人たちによる迫力ある音楽で、市内を熱く盛り上げます。中には、からくり仕掛けによって変形したり巨大化する山車もあり、かなりの大スケール! この三社大祭は、2016年にユネスコの無形文化遺産にも登録されました。一度見に行けば、大興奮間違いなしです。

そして何より、八戸でみんなに愛されているのが、海辺の街ゆえの美しい自然です。八戸市内を走る古びた電車に乗って東へ進み、中心市街地から離れてしばらくすると、車窓からは美しいオーシャンビューが! 八戸の宝、国指定の名勝・種差海岸(たねさしかいがん)です。種差海岸には砂浜だけでなく、ニャーニャーと鳴く珍しい鳥ウミネコの島「蕪島(かぶしま)」や、海に隣接した広大な天然芝生地など、さまざまな姿があります。実家から自転車で往復4時間ほどかけて種差海岸の海と星空を見に行くのが、帰省する際の私の楽しみでもあります。心洗われる景色です。

八戸は「寒いし、雪が多くて暮らすのが大変」などと思われているかもしれませんが、海の恵みに支えられ、人々の熱い思いで発展している素晴らしい町です。ぜひ一度来てみてください!

(写真左)蕪島とウミネコ、(写真右)種差海岸の天然芝生地(共に写真提供:八戸市観光課)

◎青森県八戸市はこんなところ◎

青森県の南東部に位置する八戸市は、岩手県に隣接した南部地方の中心都市。太平洋に面しているため、降雪は少なく晴天が多い。人口は約23万人。東京からは東北新幹線で最速2時間45分。

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