Waseda Weekly早稲田ウィークリー

早大生リポート

図書館も博物館も校歌も 早稲田と縁が深い新潟県

ココを抑えれば新潟通! 新潟の魅力あれこれ

スポーツ科学部 4年
加藤 達也(かとう・たつや)

皆さんは新潟県と聞いて、どんなことを思い浮かべますか? 米、日本酒、雪、佐渡金山などでしょうか。今回は新潟県が持つさまざまな魅力を紹介したいと思います。

まずは、新潟市新潟港信濃川河口付近。新潟港は日米修好通商条約による開港五港の一つで、現在でも日本海側における海運の拠点として機能しています。付近には旧新潟税関庁舎や旧第四銀行住吉町支店(現在はレストランとして営業しています)といった歴史的な建造物と、近代的な商業施設が建ち、新旧対照的な街並みと河川のゆったりとした雰囲気を楽しめる観光スポットとしても大変人気で、来年2019年には開港150周年を迎えます。

新潟港信濃川河口付近。朱鷺メッセ(左)と新潟市歴史博物館本館

次に、大自然あふれる佐渡島では、世界遺産への登録が待たれる佐渡金銀山遺跡や尖閣湾の絶景を楽しむことができます。毎年トライアスロンやロングライド(自転車の長距離ライド)など、さまざまなイベントも開催されています。私も2017年のロングライドに参加し、自転車に乗りながら佐渡の雄大な自然を満喫してきました。

(写真左)尖閣湾揚島遊園の展望台からは30メートル級の尖塔状に連なる断崖が一望できます
(写真右)佐渡ロングライドに参加したときの様子(中央が筆者)

新潟県の各所には日本屈指の米どころらしく、数々の豪農の館が現存しています。中でも新発田市にある市島邸は江戸時代初期以降栄えた豪農・市島家の邸宅で、早稲田大学図書館初代館長の市島春城の宗家でもあります。現在の邸宅は明治9年に建造され、広大で優雅な回遊式庭園では四季折々の風景と、早稲田キャンパス中央図書館2階入り口に設置されている市島春城の銅像と同じ像を見ることができます。

(写真左)豪農の邸宅にふさわしい重厚で堂々とした市島家の表門
(写真右)中央図書館に設置されているものと同じ市島春城の銅像

會津八一と市島春城(市島邸にて)

また、早稲田大学文学部教授を務めた會津八一や大学校歌を作詞した相馬御風も新潟県出身です。會津八一と相馬御風は早大時代の同級生であったことから、新潟市會津八一記念館には関連する資料が展示されています。會津八一については、八一の祖父が市島家の分家出身であることから、市島邸の資料館にも資料が展示され、双方について知ることができます。早稲田大学の創立と発展に寄与してきた新潟県人の足跡をたどってみるのも面白いですよ。

最後に、新潟県と言えば、やはりおいしい米と日本海でとれた種類豊富で新鮮美味な魚介類でしょう。また、そんな料理には端麗辛口の日本酒が最高に合います。しかもそれらを比較的安価でいただけるのが新潟県の自慢の一つです。食・文化・歴史など、魅力が詰まった新潟県にぜひ一度訪れてみてください!

◎新潟県はこんなところ◎

日本海沿岸のほぼ中央部に位置する新潟県は、県境を山々に囲まれ自然豊か。東京駅から新潟駅までは上越新幹線で約2時間。沖合にある佐渡島へは、新潟西港にある佐渡汽船からカーフェリーで約2時間30分、ジェットフォイルで約65分。

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