Waseda Weekly早稲田ウィークリー

早大生リポート

ICC台湾文化カフェ タピオカミルクティーの元祖を味わう

台湾文化の魅力を感じるイベント

【取材・文】早稲田ウィークリーレポーター(SJC学生スタッフ)
大学院政治学研究科 修士課程 1年 飯塚 智也(いいづか・ともや)


早稲田大学ICC(異文化交流センター)主催の「ICC台湾文化カフェ」が11月29日(水)に大隈ガーデンハウス(早稲田キャンパス25号館)で開催されました。今回のイベントでは、台湾出身の留学生による台湾の食文化と台中(台湾中部の都市)の紹介、台中発祥であるお茶屋「春水堂」のスタッフによるお話を聞くことができました。イベント開始前には長蛇の列ができ、学外者を含めた多くの方が参加し、立ち見の観客もたくさんいました。

イベントの前半では、台湾出身の留学生二人が台湾の食文化、そしてタピオカミルクティが生まれた街でもある台中の観光名所などについて紹介しました。台湾には独自の食文化が根付いており、朝食・昼食・おやつ・夕食それぞれが特色のある食事となっているようで、例えば、朝食として、芋のおかゆ・焼き餃子・オムレツなどをよく食べるそうですが、これらを提供する朝食専門のお店もあるとのことです。また、台中には日本統治時代の建物が数多く残っており、旧台中駅舎、宮原眼科(※)という建物は観光スポットとして特に人気となっているようです。

(※)台中にあるスイーツ店で日本統治時代に眼科だった建物をリノベーションして営業している

春水堂2代目経営者のリュウさん

イベント後半では、タピオカミルクティー発祥の「春水堂」台湾本部責任者兼2代目経営者のアンジェラ・リュウさんからお話を聞くことができました。現在では日本のみならず世界各地でも人気のタピオカドリンクですが、その誕生は1980年代までさかのぼり、春水堂の初代オーナーが日本を訪れたときにシェイカーを使ってアイスコーヒーを作っている姿にヒントを得て、伝統的に温かい状態で提供するお茶をシェイカーで冷やしてアイスティーとして提供するところから始まりました。その後、台湾のローカルフードであるタピオカと、冷たいロイヤルミルクティーをミックスしたタピオカミルクティーを創り出したところ、台湾中で大人気となったそうです。

お話の後は、タピオカミルクティーの手作り体験が行われ、春水堂タピオカミルクティーの無料提供もありました。タピオカミルクティーの作り方はマニュアル化されており、店舗では試験に合格した人のみが商品として提供するタピオカミルクティーを作れるそうです。体験では、抽選で選ばれた参加者が実際のマニュアル通りに作っていましたが、難しそうで苦戦している様子でした。特にシェイクの仕方にはコツが必要なようです。

シェイクは難しいようです

春水堂のスタッフにタピオカミルクティ-を振舞っていただきました

手作り体験の後は、いよいよ春水堂のタピオカミルクティーが提供されました。私は今回がタピオカミルクティー初体験でしたが、ロイヤルミルクティーは程よい甘さで、なおかつお茶の風味がしっかりしていて、とてもおいしかったです。また、タピオカが舌の上をつるつると滑る感じとかんだときのもちっとした食感はたまりません。この何とも言えない食感がクセになりそうです。

早大生の皆さん、台湾を訪れる際には台北や南部の高雄、台南だけでなくさまざまな魅力のある台中も訪れてみてはどうでしょう? 台湾の新たな魅力が発見できるはずです。

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