早稲田の森でさっぱり、ひんやり南国気分
【取材・文・撮影】
早稲田ウィークリーレポーター(SJC学生スタッフ)
社会科学部 2年 神頭 和希(こうず・かずき)
6月初旬、早稲田キャンパス・戸山キャンパス近くの馬場下交差点に突如オープンした、店名のないココナッツジュース屋さん。生ココナッツの物珍しさに目を留めた早大生が立ち寄り、TwitterなどSNSでも話題になっているということで、私も行ってみました。
23歳のベトナム人店長・ティエンさんが営むこのお店のメニューは、現在本場ベトナムから仕入れたココナッツジュースのみ。注文を受けてから、店長がココナッツの端をカットし、その場でストローを挿して渡してくれます。外側の殻はあらかじめむいてあるにもかかわらず、渡された瞬間、ずっしりと重みがあるので驚きました。早速飲んでみると、思いの外、冷たい! それもそのはず、ココナッツは冷蔵庫でばっちり冷やしてありました。天然ものなので、青臭いのかな…と少し心配しましたが、そのようなこともなく、甘すぎず、さっぱりとした味わいで、昼食の後にぴったりです。
- 端をカット
- 店内で冷蔵
店長いわく、ジュースはもちろん、内側の白い実の部分もサラダやアイスクリームなどに入れて食べることで、また違った楽しみ方ができるそう。ココナッツは食物繊維やカリウム、鉄分を豊富に含んでいるので、食生活を整えるのに有効です。また、早くエネルギーに転換される「中鎖脂肪酸」も豊富に含んでいて、燃焼しやすく脂肪になりにくいため、ダイエット効果も期待できるとか。6月に代々木公園で行われた「ベトナムフェスティバル」では、なんと1日で3,000個も売り上げたというほど、日本でも人気が出始めています。

ココナッツジュース(大)350円(税込み)。中身は350mlほど入っているそう。小サイズ(300円)もあるが、入荷が少ないとのこと
現在はココナッツジュース一筋で販売していますが、ゆくゆくはスイカやマンゴー、メロンなどのカットフルーツも、その場で食べやすい形で提供したいと、店長は語ってくれました。
さっぱりとして冷たいココナッツジュースは、梅雨が明けて暑さが厳しくなるこれからの季節にはまさにうってつけ。ぜひともさわやかな南国の甘い果実を楽しんでみてはいかがでしょうか。
店舗情報
【住所】 東京都新宿区馬場下町17
【営業時間】 11:30ごろ~18:00ごろ(日曜定休)
ティエン店長から早大生へ一言
「お持ち帰りもできますよ! ココナッツは体に良いので、ぜひ一度飲んでみてください」。