Waseda Weekly早稲田ウィークリー

早大生リポート

70年の歴史を誇る、日本の伝統文化「能」サークル

学生生活に「能」の楽しみを
公認サークル「金春会」

幹事長
教育学部 3年 渡部 和樹(わたなべ・かずき)

皆さんは、「能」がどういうものか知っていますか? 私もそうでしたが、中学や高校時代に、学校行事で見に行かされたけれど、いまいちよく分からなかったな…という程度の認識の方も多いのではないかと思います。

私は、「能」とは今で言うドラマやミュージカルのような位置付けのもので、ある武将や歌人の逸話などをそれぞれの役に分かれ、当時の再現ドラマのようにその状況を再現していくものだと考えています。その「能」を学生でやろう! というのが、今回紹介する「金春会(こんぱるかい)」の活動内容です。

金春会は1946年創設の、早稲田大学に古くからある能楽サークルです。「金春」とは、能の流派の中の一つで、私たちはその「金春流」の能を学んでいます。この流派は、豊臣秀吉も学んでいた能の流派なのだそうです。

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毎年秋に大隈記念講堂で行う秋季公演の様子

普段のサークル活動では、先生をお呼びして、実際に能のお稽古を付けていただいています。また最近では、能楽を中学生に体験してもらうワークショップを開催したり、一般の方のお稽古の発表会に参加させてもらうなど、広く活動することも多くなってきました。毎年秋には、早稲田大学にある能楽サークルが合同で能や狂言を発表する、「能楽連盟秋季公演」を大隈記念講堂で行っています。

国学院大学と合同で参加した、素人の会でのリハーサル

國學院大学と合同で参加した「素人の会」でのリハーサル

私は金春会に入るまで、能楽はおろか、日本史に関する知識も浅く、続けられるか不安なときもありました。けれど先生や周りのメンバーが優しく指導してくれるおかげで、ここまで続けることができ、今でも楽しむことができています。

秋季公演本番、控え室で出番を待っているときの1コマ(左から2人目が筆者)

日本史の知識が付いたかと言われれば、恥ずかしながらいまだに浅いままですが、今まで以上に日本文化や歴史的なものに触れることに興味が湧いてきました。皆さんもぜひ、大学時代にしか体験できないことをやってみませんか? 「金春会」では、新しいことや思い出に残ることがたくさんできます!

 

サークル名:金春会
団体区分:学生の会
創設:1946年
ジャンル:日本文化
活動日:火・水曜日 2~3限、金曜日 6~7限
構成人数:23人(男女比2:5)
活動場所:学生会館地下1階(B-107)
Webサイト:http://komparuk.web.fc2.com/

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