
日本、そして世界各地から早稲田にやってきた学生が、自身のふるさとを紹介する「早稲田ふるさと大使」。今回は、愛媛県出身の重松さんが、その魅力をお届けします。
港町ならではの景色と雰囲気を感じられる町
政治経済学部 2年 重松 千尋(しげまつ・ちひろ)

JR松山駅から車で約25分のところにある道後温泉を訪れた際の一枚
私のふるさと愛媛県は、気候も人も穏やかです。どの場所も魅力的ですが、今回は私が生まれ育った町であり、市街地や空港にも近い松山市西部にある三津浜を紹介したいと思います。三津浜は、瀬戸内海に面している地域で、かつては漁業や商業で栄えていました。そのため、当時使われていた蔵や古い建物が現在も残っており、昔ながらの街並みを見ることができます。今は使われなくなった蔵の中には、地域の人たちの手によって、漫画図書館として活用されているものもあります。
三津駅(伊予鉄道)から真っすぐ伸びる三津浜商店街は、今は人通りが少なくシャッター街となってしまっている部分もありますが、どこか穏やかで落ち着いた雰囲気が感じられる場所です。商店街のシャッターには絵が描かれていたり、建物の壁には花火が描かれていたりして、散歩するだけで楽しめます。また、商店街には猫もたくさんいて、猫好きには魅力的なスポットです!
写真左:三津浜商店街には、かつて使用されていた井戸が残っている
写真右:壁画アートは、高知県出身の画家・上村菜々子さんの作品
三津浜商店街を抜けると、「三津の渡し」として地元の人に親しまれている船があり、この船に乗ると、三津の海を見ながら細長く入り組んだ湾を挟んで向かい合う対岸の地区・港山まで行くことができます。また、三津浜では、毎年8月に県内最大級の花火大会である「松山港まつり 三津浜花火大会」が開催されます。この花火大会では毎年8,000から1万発の花火が上がり、毎年20万人もの人が花火を見るために訪れ、会場には出店が立ち並び、大いににぎわいます。運営には地域の中学生ボランティアが関わっており、地域の人々と協力して花火大会を支えています。

「三津の渡し」は、年中無休で運行しており乗船料は無料
さらに、三津浜には「三津浜焼」という地域特有の料理があります。三津浜焼は、クレープ状の生地に味付けした麺を乗せ、その生地を半月形に折ったものです。大阪のお好み焼きや広島焼きとは違った、柔らかい生地の食感と、ソースがたっぷりかかった甘辛い味を楽しむことができます。

マヨネーズをかけて食べる人も多いそう
三津浜は、かつての港町ならではの景色と雰囲気が感じられるレトロな港町です。ぜひ一度訪れてみてください!
◎ 愛媛県はこんなところ ◎
愛媛県は四国の北西部に位置し、香川県、高知県、徳島県に接している。人口は約125万人(2026年4月現在)、面積は約5,676平方キロメートル。年間を通じて晴れの日が多く温暖で、土の水はけが良く、栄養分を多く含んでいることなどから、温州(うんしゅう)みかんなどかんきつ類の生産が盛ん。県庁所在地の松山市は県の北部に位置し、重要文化財に指定されている松山城がある。






