Waseda Weekly早稲田ウィークリー

早大生リポート

早稲田大学の一大イベント「100ハイ」の中心に携われたかけがえのない経験

リーダーシップの重要性やチームワークの力を強く感じることができた

人間科学部 4年 榎本 史悠(えのもと・しゆう)

2024年5月25、26日に行われた「第61回本庄〜早稲田100キロハイク(以下、100ハイ)」。埼玉県本庄市から早稲田大学所沢キャンパスを経由し、早稲田キャンパスまでの行程約100キロを2日間かけて歩くイベントで、早稲田精神昂揚会(公認サークル)が主催しています。

今年は、昨年と比べて100名以上多い約500名が参加し、最年少は15歳、最高齢は75歳と幅広く、現役早大生のみでなく校友(卒業生)の方やそのお子さまも参加する大規模なイベントとなりました。

私はそのイベントの実行委員長に就任し、約半年間、開催に向けて運営に携わることになりました。

第61回の実行委員会が発足された2024年1月、私は実行委員長として任務を全うできるか不安でした。責任ある立場にありながら、イベントの運営に関する知識が不足しており、何を行うにしても周りの人に確認ばかりしてしまい、自分で意思決定することをためらっていたのです。

そんな中、参加者を対象にした説明会を実施した際、多くの方から「100ハイ楽しみにしています! 」「頑張ってください! 」と激励の言葉をいただいたんです。そのとき、実行委員の仲間がどんなに頑張っていても、イベントの中心である自分が本腰を入れないと、100ハイに大きな影響を及ぼしてしまう責任の重さに気付かされました。

それからは日々の運営業務に対する姿勢を見直し、どうしても自分の手が回らないところは仲間の力を借りて、円滑に運営できるよう努めました。そうすることで、仲間たちへの信頼と責任感が芽生えたと思います。自分がリーダーシップを発揮し、全力で100ハイの成功に向けて尽力することが、仲間を鼓舞し結束を深めることにつながるのだと確信しました。

開催当日は、開会式のあいさつから休憩所の設営など幅広い業務を行いますが、特に大変だったのはリタイア者への対応でした。リタイアの通知が届き次第迎えに行く専用車を手配するのですが、1日目のリタイア者が昨年と比べて多く、なかなかスムーズに対応できず焦ってしまうことがありました。でも、参加していただいた早稲田精神昂揚会の先輩方の助けもあり、負傷者を出すことなく、無事に終えることができました。

写真左:開会式では、実行委員長挨拶の他、注意事項を参加者の皆さんにお伝えしました
写真右:本庄児玉稲門会の方々がご厚意で設置してくださった看板。毎年応援してくださり、飲料配布も行っていただきました

また、参加者への応援も実行委員長の大切な仕事の一つです。歩行中の参加者にねぎらいの言葉を掛けたときは、つらそうではあるものの楽しみながら一生懸命歩く多くの笑顔を見ることができ、私たちの努力が報われたことを実感しました。

「第61回本庄〜早稲田100キロハイク」は大きな成功を収め、私たち実行委員会を含め参加者の皆さんにとって素晴らしい思い出となりました。この経験を通して、私はリーダーシップの重要性やチームワークの力、そして自己成長の喜びを強く感じることができたと思います。

閉会式終了後にスタッフのメンバーと撮影した記念写真。早稲田キャンパス正門前にて

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