本場の味を楽しめる台湾料理店
「合作社 高田馬場」
【取材・文・撮影】
早稲田ウィークリーレポーター(SJC学生スタッフ)
教育学部 2年 渡辺 詩乃(わたなべ・しの)
高田馬場駅から徒歩8分、早稲田口から早稲田通りを直進したところに店を構える台湾料理「合作社 高田馬場店」。1号店の新宿本店は、現地の味わいそのままの美味しい小吃(軽食)を気軽にいただけるとあって、在京台湾人や台湾マニアが詰めかける行列必至の人気店です。2号店となる高田馬場店は「地元に根付き、早大生や会社員にも来て欲しい」という思いで2022年2月にオープンしました。
台湾の雑貨店をモチーフにした、どこかノスタルジックで可愛らしい店内は見ているだけで気分が上がります。台湾では「合作社」は学校の食堂や購買を意味します。台湾の雑貨店や学生食堂のように、人が集まる温かい場所になってほしいという思いで名付けられたそう。
写真左:料理をオーダーするカウンター。奥が厨房(ちゅうぼう)になっている
写真右:昔懐かしい雰囲気が漂う内装。2階もあり、1階と合わせて座席数は20席
そんな合作社の特徴は、台湾から取り寄せた調味料のみを使って、台湾出身の店長自らが仕込みを行うという、本場の味への飽くなき追及。その料理は、台湾の夜市(夕方から真夜中に営業する屋台)で人気のメニューが多く、早稲田にいながら、台湾屋台グルメツアーをしているかのような気分になれます。今回は、お店の3大人気メニュー「飛ぶぞ本場味ルーロー飯」、「ボリューム満点本格ジーバイ」、「ポテト手作りダンビン」の三品をいただきました。
一品目は、「飛ぶぞ本場味ルーロー飯」。「台湾のおふくろの味」として日本人の間でもよく知られる人気の丼ものです。小ぶりの丼に盛られたご飯の上に甘辛く味付けされた豚バラ肉が乗っていて、甘辛いしょうゆダレと、口に入れた瞬間とろける豚バラ肉の相性は抜群。思わずワシワシご飯をかきこむ箸が止まりません!

飛ぶぞ本場味ルーロー飯(580円)。台湾料理といったらやっぱりこれ!
次は、薄く伸ばした鶏むね肉を揚げた「ボリューム満点本格ジーバイ」です。台湾屋台の代表的グルメの一つで、外はサクサククリスピー、中はジューシーで、顔面を覆うくらいのビックサイズが特徴。 ボリューム満点ですが、五香粉(ウーシャンフェン)の奥行きあるエキゾチックな香りと味で、飽きることなく食べ進み、気付けばペロリと完食。筆者が台湾に留学していた際、台湾の夜市でジーパイに出合い、その美味しさに衝撃を受け何度もその店に通ったのですが、まさにその再来かのような現地のままの本格的な味わいです。

ボリューム満点本格ジーパイ(638円)
三品目は、「ポテト手作りダンビン」。ダンビンとは、小麦粉のモチっとした生地に、卵やハム、チーズ、ウインナーなど好きなものを巻いて食べる台湾の定番朝食メニューですが、こちらはランチやディナーでも満足できるようにと、ハッシュドポテトをフィリングにしたオリジナル。モチモチの後に、ポテトのサクッとした食感がやってくる、新感覚のダンピンです。オーダー毎に丁寧に焼くので、いつでも熱々の出来立てをハフハフといただけるのもうれしい点。

ポテト手作りダンビン(660円)
合作社のお料理はどれも比較的小ぶりで、価格設定も1品500円前後と控えめなので、たくさんあるメニューの中から2~3品選び、オリジナルのランチセットを作る楽しみもあります。ランチタイムの時間を使って、つかの間の台湾グルメ旅行を楽しんでみませんか?
店舗情報
【店名】合作社 高田馬場店
【住所】東京都新宿区高田馬場1-4-18
【TEL】03-6265-9586
【営業時間】11:30~21:00
【定休日】日曜
【Webサイト】https://gassakusya1964.jp
【Instagram】@gassakusya.jp
【X(旧Twitter)】@gassakusya_jp
【Facebook】https://m.facebook.com/Gassakusya
※記事中の価格は全て税込み。
合作社 高田馬場店オーナーの陳さんから早大生へ一言
「『日本人にもっと台湾料理を知って欲しい』という思いで合作社は作られました。まだオープン間もないので、客層の割合は台湾や中国の留学生が9割、日本人は1割程度です。もっともっと早稲田の学生さんに来てもらって、いろいろな台湾料理を知って欲しいですね。なお、1,000円以上お買い上げの早大生に限り、合作社のインスタをフォローし、早稲田大学の学生証提示していただければ、10%オフの価格でご提供します。この機会にぜひ!」