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「対面」にあって「オンライン」にないもの

コロナ禍が始まって以来、国内外のほとんどの学会がオンラインになった。毎年のようにあり、いつも楽しみにしていた海外出張もなくなってしまった。しかし、今年に入ってからヨーロッパでは対面での学会が増え、最近、約2年半ぶりに海外に出掛けて行くことができた。

今回対面の学会に参加してみて、オンラインでの学会は簡単に参加できて便利ではあるけれども、それはやはり対面のものとは異なるとあらためて思った。数年ぶりに再会した研究者仲間や新たに知り合った研究者たちと、研究だけでなく取るに足らないことまでいろいろ話すことができ、久しぶりに“本物”の学会に参加した気分だった。

こうした“本物”のコミュニケーションを取れることが学会の大きな意義だと思う。コロナ禍の約2年半の間、私の研究モチベーションは随分下がっていた。国内外の出張がないことがその理由だと漠然と思っていたが、その根幹には研究者仲間との“本物”のコミュニケーションの欠如があったのかもしれない。

大学では多くの授業が対面で実施されるようになり、やっとコロナ禍前の状態が戻ってきた。すでにコミュニケーションをたくさん取っている学生諸君も少なくないだろうが、私のように、コロナ禍でモチベーションの下がってしまった諸君は、“本物”のコミュニケーションを意識してみると良いかもしれない。もちろん、SNSでのコミュニケーションは対面と違って“本物”ではないので要注意。

(TM)

第1133回

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