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早大生スナップ:大学院文学研究科修士1年 ウー・ホイキュウ

キャンパスで見つけた早大生を紹介するコーナー「早大生スナップ」。今回登場してくれたのは、香港からの留学生で、演劇美術に興味を持っている大学院生です。

戸山キャンパス33号館にて

――所属研究科・学年・氏名
大学院文学研究科 修士課程 1年 ウー・ホイキュウ

――出身地
香港

――好きな授業
「人類学特論1」(文学研究科設置科目/松本尚之  非常勤講師)
少人数のクラスで討論が多く、他のコースの方々とのディスカッションを通じて、今までにない視野を得ることができました。「他者」や「異なる」と感じる自分自身の視点、固定概念や前提を問い直して内省する、とても良い機会だったと思います。

――最近注目していること                                       

小さい頃『ガラスの仮面』の漫画を読んで、演劇に興味を持つようになりました。演劇の中でも、美術や舞台セットなどに興味があります。今は、新型コロナウイルス感染症拡大が文化や芸術の創作に与える影響に注目しています。

2021年10月、久しぶりに早稲田小劇場どらま館へ行き、「円盤に乗る派『ウォーターフォールを追いかけて』リクリエイション」を見ました。コロナ禍ではネット配信された演劇などをたくさん見ましたが、実際に劇場へ足を運ぶと、そのワクワク感がたまらなくて、劇場という空間のすごさをあらためて身をもって感じました。

また、自分の専門に関しては、「日本のアニメにおける中華表象」について研究しています。私は差別表現とユーモアの線引きが曖昧(あいまい)だと思っていて、「人を傷つけない」お笑いなんて存在しないとよく言われていますが、それに関連したお笑い論、差別とお笑いについてもっと勉強したいです。

表象・メディア論系の機関誌『xett』。学部生のときには、大好きなスライムについて執筆・編集したそう

――香港から日本へ留学して思うこと

香港の大学生は、先生を知識の発信元としか思っていないことが多く、先生のプライベートに全く興味を持たないという印象があります。日本の場合、コロナ禍以前は、飲み会や懇親会などで先生とゆるく話をすることができ、普段どんなことに対して興味を持っているのかを聞くことができました。研究や授業の内容は先生自身の背景と強く関連しているので、それを知ることは大事だと思いました。

また、先輩後輩の関係について、日本では上下のつながりをしっかり持っていて、下の代へつなぐという気持ちが強いと感じます。私も学部生だったときは先輩にたくさんサポートしていただいて、いろいろと相談していました。それに対して香港では、先輩からの関心やアドバイスなどは必要ではないものと捉える傾向があり、それぞれの代が自らのやり方でやっていこうという感じで、自由度が高いように感じます。

――香港の魅力とは

香港は自然が豊かなのが魅力です。夜景で有名な山、ヴィクトリア・ピーク(Victoria Peak)は、実は中環(Central)から行くと結構歩きやすく、約1時間半で登れます。また、ドラゴンズバック(Dragon’s Back)も人気のハイキングエリアです。その他、古跡やモニュメントを再開発した大館(Tai Kwun)もお勧めです。大館は旧中央警察署、ビクトリア監獄などの施設を改修し、展覧会やショッピング、劇場などの文化スペースとして使われているアートスポットです。

セルフネイル。ネイルがチラッと目に入るとモチベーションがアップするという

オンラインで、さまざまな研究会の公開講座やセミナーに気軽に参加しているそう

早大生のための学生部公式Webマガジン『早稲田ウィークリー』。授業期間中の平日は毎日更新!活躍している早大生・卒業生の紹介やサークル・ワセメシ情報などを発信しています。

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