所沢産の食材とこだわりのだし、麺が魅力
「うどん家 一(かず)」
【取材・文】
早稲田ウィークリーレポーター（SJC学生スタッフ）
人間科学部 2年 佐藤 里咲（さとう・りさき）
所沢キャンパスの最寄駅、西武池袋線小手指駅北口から徒歩10分。閑静な住宅街に佇んでいるのが「うどん家 一」です。店名は、店主鈴木一孝（かずたか）さんの「一」を取って付けられました。 鈴木さんは、東京・巣鴨の「讃岐饂飩 元喜」（現在は閉店）で修行後、2011年に独立し、この店をオープン。今年で開店10周年を迎えました。年齢・性別問わず多くの人が訪れ、お昼時には長蛇の列ができています。地元の人はもちろん、遠くからのリピーターも多い人気店で、一番遠くからお店を訪れたお客さんはなんと、イタリア・ミラノから。多くの人に愛されるお店になっています。
写真左：外観。「一」の文字ののれんが目立つ。店の前には駐車場もある
写真右：店内には地元埼玉西武ライオンズの選手など、多くの著名人のサインが。テレビなどの取材も多く受けている
メニューには10種類以上のうどんが並びます。通常のメニューの他に季節限定メニューもあり、どのうどんにするか迷ってしまいます。お店一番のこだわりはだし。昆布やいりこ、ゲソなど7種類の食材を使い、当日の朝に作った白だしを、甘みの「かえし」と辛味の「かえし」でブレンドします。ブレンドの割合を変えることにより、それぞれのうどんに合うだしが完成。もちろん麺にも強いこだわりがあり、北海道と九州の小麦粉を独自の配合でブレンドすることで、ツルッとしなやかなのどごしと、もっちりとした食感を作り出しています。営業前日に麺を作りはじめ、翌朝は4時30分からだしの仕込みがスタート。所沢産にこだわった野菜や豚肉など、おいしい食材を使い、じっくりと時間をかけて一のうどんは作り出されます。
「肉汁」780円（税込み）。薬味を添えて食べるとまた違った味わいになる
今回いただいたのは一番人気の「肉汁」。豚肉やねぎ、油揚げが入った熱々のつけ汁に冷たい麺をつけていただきます。少し甘めのつけ汁ともちもちでコシのある麺がとてもよく合い、あっという間に完食。そして、若い世代に人気のうどん「牛すじカレー」もいただきました。コシがある麺とトロトロの牛すじ、スパイシーなカレーの組み合わせがやみつきになります。そして、うどんと一緒に注文する人も多い天ぷら。店主鈴木さんお勧めのかしわ天は、サクサクの食感に鶏肉のジューシーさが口の中に広がります。
「うどん家 一」では、テイクアウトも行っています。今回いただいたうどんや天ぷらも持ち帰り可能。そして家で茹でて食べることができる生うどんも購入することができます。自宅で一のうどんを堪能して、おうち時間を満喫することもお勧めです。
写真左：「牛すじカレー」1,100円（税込み）。トロトロの牛すじが魅力。食べると体が温まり、これからの寒い時期にぴったり
写真右：「かしわサクサク天」2本入り350円（税込み）。天ぷらは他にも野菜天盛り合わせ460円（税込み）、海老入りかき揚げ420円（税込み）などがあり、種類豊富
ボリュームたっぷりの「小手指うどん」と天ぷらでお腹はいっぱい。とても幸せな気持ちになりました。これから肌寒さを感じる季節ですが、所沢キャンパスからのバスを降りた後、おいしいうどんを食べて心も体も温まるのはいかがでしょうか？
店舗情報
【住所】埼玉県所沢市小手指町1-29-3
【TEL】04-2008-1501
【営業時間】11:00～15:00（L.O）、
金土日のみ夜も営業 17時30分～19時30分（L.O）
【定休日】毎週月曜日・第2火曜日
【Twitter】@udonyakazu0326
店主の鈴木さんから早大生へ一言
「一のうどんを気に入ってくれて通い続けていただけることがうどん作りのモチベーションになっています。麺は大盛り（100円）、ダブル（200円）、トリプル（300円）、フォース（400円）と増やすことができ、早稲田の体育各部の部員がお店を訪れたときには、その日店に残っていたうどんを全て食べられたこともあります。食欲旺盛な早大生の皆さん、お待ちしています！」
