手作りにこだわったランチをゆったり堪能
「カフェ フロハン」
【取材・文】
早稲田ウィークリーレポーター（SJC学生スタッフ）
政治経済学部 2年 山本 皓大（やまもと・ひろと）
馬場下町交差点から早稲田通りの坂を上り切った西早稲田交差点にたたずむ「カフェ フロハン」。早大生でにぎわう早稲田の街を気に入ったオーナーの今泉さんが、お姉さんと二人で2003年にオープンしたカフェです。
店名の「カフェ フロハン」は、自給自足を意味する“from hand to mouth（フロム・ハンド・トゥ・マウス）”の略称。「手作りの料理をお出ししたい」という思いが込められています。
店内は木のぬくもりが感じられ、リラックスできる雰囲気。奥には半個室も設けられています。早稲田キャンパスの西門から近いこともあり、来店客の約8割が早稲田大学の関係者だそうです。
写真左：店内の奥にはソファもあり、ゆったりと食事を楽しめる
写真右：軒先のテントには店名の由来である“From Hand To Mouth”の文字が
ランチタイムのメニューは、「スープとパンのセット」「豆カレーのセット」「お食事クレープのセット」の三つ。「スープとパンのセット」のスープは、夏はとうもろこしの冷たいポタージュ、冬はビーフシチューなど、季節ごとに変わります。旬の野菜などを生地に練り込んだパンは、今泉さんが毎日店内で焼いているそう。豆カレーはもともと、お肉が食べられないベジタリアンの留学生のために生まれたメニュー。お肉の代わりに大豆やひよこ豆などの6種類の豆と、たっぷりの季節の野菜を煮込んでいるそうです。
「スープとパンのセット」選べるドリンク付きで920円（税込み）。この日はかぼちゃのポタージュとかぼちゃパン。パンは2個目まで無料で追加注文できる。寒い季節に大人気の、しょうがをたっぷり入れた手作りドリンク「ホットジンジャー」を添えて
私がいただいたのは「お食事クレープのセット」。お店の人気No.1メニューです。日替わりの手作りフィリング（具材）が2本のクレープにそれぞれ1種類ずつ包まれています。クレープの生地は全粒粉入りで香ばしく、もちもちの食感が特徴です。
「お食事クレープのセット」は選べるドリンク付きで920円（税込み）。来店時にもらえるスタンプカードを提示すれば、次の来店から50円引きに。プラス130円でミニデザート、プラス310円で「セットスープ」が追加可能。この日のミニデザート（左奥）は手作りの「かぼすピールのパウンドケーキ」
この日のフィリングは豚しゃぶのゴマダレ和えと、生ハムとトマト。意外に思える組み合わせですが、もちもちのクレープ生地とフィリングの相性は抜群で、ボリュームもたっぷり。フィリングは、きんぴらごぼうなどの和風のものや、トマトソースを使った洋風のもの、麻婆なすなど中華風のものまでさまざまで、何度訪れても飽きることがありません。
今は一人でお店を切り盛りする今泉さんですが、料理だけでなくスイーツも全て手作り。クリスマスのこの時期は、1カ月以上、洋酒につけ込んだたくさんのフルーツを使ったシュトーレン（ドイツの伝統的なクリスマス菓子）を販売中。そんな今泉さんの「手作り」にこだわったおいしいお料理を堪能して、心とおなかが満たされました。
店舗情報
【店名】カフェ フロハン
【住所】東京都新宿区西早稲田1-4-14
【TEL】03-3202-8488
【営業時間】平日11:30～20:00（ラストオーダー）、土曜11:30～17:00
ランチタイム11:30～14:30 ※2021年3月末まで、11:30～17:00の食事はランチメニューのみ（予定）
【定休日】日曜
【Twitter】@cafe_fhtm
【Instagram】@cafe_fhtm
オーナーの今泉さんから早大生へ一言
「緊急事態宣言解除後にお店を再開しましたが、まだまだお客さんは少ないです。オンライン授業が多いかもしれませんが、キャンパスに来たときにはぜひお店に遊びに来てくださいね！」
