キャンパスで見つけた早大生を紹介するコーナー「早大生スナップ」。今回登場してくれたのは、社会科学部の研究室から、ラジオ番組をネット配信している2人です。

撮影場所:早稲田キャンパス14号館(左:中村さん、右:富澤さん)
――所属学部・学年・氏名
社会科学部 4年
中村 晴香(なかむら・はるか)
社会科学部 3年
富澤 沙季(とみざわ・さき)
――出身地
2人とも東京都
――所属ゼミ
社会科学部の空間映像ゼミ(佐藤洋一教授)。このゼミではプロジェクトを自由に立案・実践することができるので今年の夏からラジオ番組「放課後8限目ラヂオ」のネット配信を始めました。テーマは「授業終わりの教室で始まるようなたわいもない“雑談”から、なにかの『きっかけ』を探す」。いつもの放課後のように、パーソナリティーとリスナーが気軽に話すことができるコミュニティーになればと思って配信しています。早大生の皆さんからのお便りをお待ちしています。
Webサイト:https://linktr.ee/8genradio
Mail:[email protected]

「放課後8限目ラヂオ」の収録をしている早稲田キャンパス14号館9階の研究室
――好きな授業
中村さん:「環境表現論」(佐藤洋一 社会科学部教授)
講義を聞くだけでなく、自分で手を動かしたり、街へ出歩いたりしながら考える授業で、発見が多いです。
富澤さん:「マスターズ・オブ・シネマ」〔グローバルエデュケーションセンター設置科目/土田環 基幹理工学部講師(任期付 )〕
著名な映画監督の方々の話を生で聞くことができ、監督たちが何を思って映画を制作しているのかを知ったり、見たことのなかった映画に触れることができます。ゲストスピーカーのクロード・ルルーシュ監督の話を聞いたときは、授業で初めて涙しました。
――早稲田大学の好きなところ
中村さん:挑戦したいことがあるとき、そのための環境が整っていて、助けてくれる人がいるところ。人が面白い。
富澤さん:馬場歩きしながら友達としゃべって、少しセンチメンタルになれるところ。
――最近注目していること
中村さん:ラジオや、その他の音声メディア。スマホやPCから距離を置けて、でも誰かの声を身近に感じられるところがお気に入りです。好きな番組を一日中“ながら聞き”して過ごすこともあります。
富澤さん:韓国のエンタメと自分の老後のこと。韓国で大流行している映画を見ると、エンタメに対する覚悟が日本とは大きく違うと感じます。老後は喫茶店を開くか、山でスローライフを送るのが夢。そのために、逆算して今、何をすべきかを日々考えています。
――好きな本
中村さん:『100年後あなたもわたしもいない日に』文・土門蘭/絵・寺田マユミ(文鳥社)。自分では言葉にできなかった感覚が、この本の短歌で表されています。短歌と連動したすてきなイラストも詰まっていて、ページをめくるごとにワクワクする歌画集です。
富澤さん:『四畳半神話大系』森見登美彦著(太田出版)。言葉選びが雅(みやび)だけど笑える内容で、文学的な気分になれる作品です。
(写真左)ラジオ収録に欠かせないヘッドホンと、ネタを書きためているノート
(写真右)富澤さんがいつも持っている、お気に入りのブランド「casselini」のバッグ
取材・文:早稲田ウィークリーレポーター(SJC学生スタッフ)
文学部 4年 我妻 はな