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音楽サークル21団体81名による『紺碧の空』演奏動画 制作の舞台裏

「紺碧の空プロジェクト」動画の最終画面

音楽の力でワセダを盛り上げる「紺碧の空プロジェクト」

「SHARP♯」代表 社会科学部 4年 遠藤 伶(えんどう・れい)

8月1日までの課外活動の自粛を受け、私たち「SHARP♯」が主催予定だった文化・芸術サークルによる大隈記念講堂での合同公演も中止を余儀なくされました。私はこのステージを作ることが大学生活で掲げた唯一の夢であったため、中止決定後は現状を受け入れられない日々が続いていました。

雑種音楽団体の創設や「早稲田祭2019」公式テーマソングの制作など、音楽活動を軸としてきたこの3年間。活動を通して、「個が肯定された先の多様性」が早稲田らしさだと感じ、一人の人間、一つのパフォーマンス、その一つ一つに詰まっている価値を肯定することが、自分だけでなく相手の価値を増幅させることを学びました。

このような状況の中、早稲田の象徴とも言える応援歌『紺碧の空』を多種多様な音楽サークルでつなげることで、早稲田が持つ“多様性”を表現したい、音楽の力で早稲田を盛り上げたいと思って立ち上げたのが「紺碧の空プロジェクト」です。

まず、4月中旬にSHARP♯のメンバーへ思いを伝え、重要となる動画、編曲、広報を固めました。演奏してもらう音楽団体は、合同公演に参加予定だったサークルを中心に声を掛けたところ快諾してくれる団体が多く、順調に進んでいきました。

SHARP#のメンバー(右端が筆者)

しかし、オンライン上での連絡ゆえ、問題点も生じました。例えば、撮影を個人個人にお願いし、指揮者のいない中で演奏するため、速さや休符の取り方が人それぞれ異なってしまい、編集の際に合わなかったことも。動画制作担当の長谷川悠太(商学部4年)が81楽器の音一つ一つを小数点第5位(0.00001秒)単位まで正確に切り取って合わせていくなど、地道かつ丁寧な仕事で音が積み重なっていきました。

このプロジェクトを進めるにあたり最も意識したのは、「目的を果たすための手段、ターゲットとそのニーズが正確であるのか」を何度も確かめ続けることです。さまざまな層の早稲田生に話を聞き確かめる過程で、全員に共通しているものと「紺碧の空プロジェクト」を通して伝えたいことを擦り合わせ、合同演奏を届けたい早稲田生の反応を見据えて全体を動かしていきました。動画がいよいよ完成し、いざ発信するときも、その文章を何度も確認し、最後までターゲットに届けられる文章を練り続けました。

結果、Twitterの投稿には予想を超える反響をいただくことができました。反応の中には自分が理想としていた言葉もあり、成功と言えるものになったのではないかと思います。

プロジェクトを終えてあらためて思ったのは、早稲田の中に広がる世界の大きさです。音楽団体だけでも和、民族、オーケストラなど多様な世界が早稲田の中に広がっています。時折、自分のいる世界が全てのように感じてしまうこともありますが、自分の立ち位置から数歩下がって世界を見たとき、またその世界を圧倒的好奇心の向くままに見たときに、自分の世界はより一層広がり輝くものになるのだと実感しました。

つらい自粛も緩和へと進んでいます。しかし、たとえ日常が戻っても、この期間を“空白”にせず、今の思いを未来へつないでいきたいと考え、現在は新たな応援歌で早稲田をつなぐ「紺碧のうたプロジェクト」を次なる企画として進めています。プロの作曲家である杉山勝彦さん(2004年理工学部卒)に作曲を依頼するなど、「紺碧の空プロジェクト」以上に壮大な企画ですが、自粛の日々をいつまでも忘れないことが何よりも未来の早稲田へのエールになると信じ、今後も活動していきたいです。

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