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「日本一」 早稲田大学の留学事情 (2) ― サマーセッションとは何か?

短期交流プログラム 「Waseda Summer Session」

早稲田大学主催の留学プログラムの1つ「Waseda Summer Session」は、クオーター制度を活用した6~7月に日本で行われる短期の国際交流プログラムで、海外協定校などからの短期受け入れ外国人留学生と早稲田大学の学生(1セメスター以上の留学プログラムに参加した学生)が、授業やフィールドトリップを通じて親交を深めます。ここでは早稲田からの留学を経験し、サマーセッションに参加した早大生と、海外から早稲田のサマーセッションに参加した外国人学生の声を紹介します。

参加学生の声

政治経済学部 4年 鈴木 昭太(すずき・しょうた)
交換留学先:米国 南オレゴン大学

留学以前の私は、語学力に自信がない上に、ためらうことなく意見を言い合う雰囲気にも慣れていなかったため、早稲田大学で外国人留学生と一緒に授業を受けていてもほとんど発言できずに悔しい思いをしていました。留学中は試行錯誤しながらも、留学以前にはできなかったことが少しずつできるようになり、充実感を得ていました。そのため、日本に帰国した後も可能な限り留学中と同じような環境で過ごしたいと感じ、サマーセッション参加を決めました。

国会議事堂を訪れた際の政治学クラス集合写真

サマーセッションで最も印象的だったことは、学ぶことに対して貪欲な留学生たちの姿勢です。政治学のクラスのフィールドトリップで国会議事堂を訪れた際、それを強く感じました。現職の国会議員とディスカッションをしたとき、留学生たちが議員に対して日本の政治課題の疑問を熱心に投げかけていたのです。それを目の当たりにしたとき、もし私が外国の議員と会う機会を得たとしても、彼らのように熱心に議論ができるほど海外に関心を持っていないのではないかという危機感を抱きました。この経験を通じて、私自身も海外の政治や経済のニュースを以前よりも頻繁にチェックするようになりました。

留学を考えている学生の皆さんには、自分がなぜ留学にチャレンジしたいのかを徹底的に考えてほしいと思います。留学中は楽しいことだけではなく、つらいこともたくさん経験しましたが、それを乗り越えられたのは、自分がどうしても留学にチャレンジしたかった理由を強く意識することができたからです。強い覚悟さえあれば、充実した留学生活を送れると思います。ぜひ頑張ってください!

アジア太平洋研究科 修士課程1年(2015年9月入学) レベッカ・バンヤード
カナダ クイーンズ大学を卒業後、早稲田大学に入学

横浜の三溪園(さんけいえん)にて

私はカナダの大学で日本語を2年間勉強したのですが、日本語を忘れないためにも、大学卒業前の最後の夏休みを日本で過ごしたいと思いました。そこで日本で行われるサマープログラムをインターネットで探したところ、早稲田大学のサマーセッションを見つけたのです。参加申し込みをしてすぐ、私は東京への飛行機に乗っていました。小さい頃に家族で日本に住んでいたことがあり、11年ぶりの日本訪問でした。

履修した授業の中でも、日本のポップカルチャーの授業が特に印象に残っています。熱意があり、豊富な知識をお持ちの教授の話はとても面白く、スーツケースいっぱいのポップカルチャーグッズを私たちに見せてくれたり、原宿や秋葉原、池袋などに連れていってくれるなど、楽しく日本文化を学ぶことができました。また夏は、さまざまな場所でさまざまなお祭りが開催されていて、それらに友達と一緒に遊びに行ったことは忘れません。サマーセッションで出会った友達とは本当に親しくなることができ、特別な経験ができました。

そして今、私は日本に住み、アジア太平洋研究科で勉強をしています。2年前、サマーセッションでアジア太平洋研究科を知らなかったら、決して来ることはなかったでしょう。

教育学部 5年 冨永 有美(とみなが・ゆみ)
交換留学先:カナダ カルガリー大学

就職活動の面接で「なぜカナダに留学しようと思ったのですか?」とよく聞かれます。語学力を伸ばしたい、親元を離れ自立心を養いたいなど、理由は複数ありましたが、1番の理由はカナダの移民社会に興味があったからです。世界で初めて多文化主義政策を導入し、多様性を受け入れてきたカナダ社会について学ぶうちに、帰国後は日本社会の多様性についてより深く考えたいと思うようになりました。そんな私にとってサマーセッションは絶好の機会だと思い、カナダ留学からの帰国3カ月前には参加を決めました。

フィリピン、マレーシア、シンガポール、中国出身のメンバーと記念撮影

サマーセッションの魅力は、フィールドトリップや留学生との交流を通して日本の良さを再発見できることです。授業では観光名所、エスニックタウン、住宅街など、さまざまな場所を散策し、多様な街の発展について考える貴重な機会を得ました。留学生たちは日本の文化や社会、そして日本人を真剣に知ろうとしています。当初は日本人代表のような気分でいた私でしたが、彼らからの予想外の質問に答えられないこともあり、今まで気にも留めなかった日本人の慣習の裏にある歴史や価値観を自主的に勉強し、それらに対して自分なりの意見を持つようにしました。真剣に議論やグループワークに参加したことで、日本への理解が深まったと共に、複合的な視点から日本社会を見られるようになりました。

参加者との交流は1年たった今も続いており、先日シンガポール人の友人と東京で再会しました。お互いのキャリアや、日本やシンガポールのビジネスの話をし、就職活動中の私は大きな刺激を受けました。卒業後は留学とサマーセッションで培った語学力や知見を生かしつつ、日々多様性に触れられるようなグローバルな環境で働きたいです。

これから留学を考えている方には、留学の目的を語学「だけ」に絞らず、留学先の国や地域の社会や文化、そして日本について考える機会にしてほしいです。

左手前が筆者

商学部ABS(Asian Business Studies)プログラム フィリップ・リン
香港 香港中文大学からの半期プログラム

私は夏休みを単に企業でのインターンシップで働いて終わらせてしまうよりも、何か特別なことをしたいと思い、早稲田サマーセッションに参加しました。いくつかのサマープログラムを探している中で、内容がとても魅力的な早稲田大学のプログラムにたどり着き、以前から日本の食や文化に興味があった私は、ここで参加しない手はない! と思い参加を決断しました。今ではこの選択はこれまでの私の人生で最高の選択の一つだったと思っています。

サマーセッションの授業は全てが大変興味深く、日本の文化や政治、他国との経済的な関係などを幅広く学ぶことができました。教室での授業だけではなく、地方の文化や農業を知るために訪問した新潟へのフィールドトリップなど、本当に貴重な経験をすることができました。

新潟での農業体験

サマーセッション後は、日本が、そしてこのプログラムで出会った人たちが大好きになりました。そして今、交換留学プログラムで、早稲田大学の商学部に留学しています。サークル活動に参加したり、アルバイトをしたり、大学の授業に行ったりすることが日常になっています。日本を離れる前に、さらにたくさんの思い出を作って帰国したいです。

>> 「日本一」 早稲田大学の留学事情 (1)へ

 

◆ 関連リンク

早稲田大学からの留学情報
Waseda International Network
国際化に関する情報(留学生に関する統計データ、海外協定校一覧など)

【次号特集予告】6月13日(月)公開 「公認サークル」

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