2016年4月 大学広報誌の常識が変わる
学生部長 齊藤泰治(さいとう たいじ)
早大生応援誌『早稲田ウィークリー』は2016年4月、Webマガジンとして生まれ変わります。Webマガジンとなることで編集の自由度も増し、これまでは紹介しきれなかった情報も掲載できるようになります。
「ぴーぷる」「えび茶ゾーン」はもちろん、皆さんの興味を引き、大学の新たな一面を知ることができる新企画もご期待ください。『早稲田ウィークリー』は1966年の創刊以来、50年間にわたって週刊で発行し続けている、大学広報誌としては希少な存在です。時代に合ったWebマガジンになることによって、学生の活躍、授業・研究内容、社会で働く校友の姿などはネットワーク上に拡散していき、より多くの方々に知ってもらえる機会が増えると考えています。
キャンパスで共に過ごす皆さんの友人・仲間たちが何を学び、どのような活動を行っているのか。『早稲田ウィークリー』が伝える、同級生や先輩・後輩の生の声から大いに刺激を受け、学生生活をより豊かなものにしてほしいと思います。
Webで読まれたウィークリー記事トップ3
Webサイトでも展開している『早稲田ウィークリー』。2012年3月からの集計以来、Webサイトではどの記事が最も多くの方に読まれたのか、そのトップ3をページビュー(PV)から調べてみました。※2015年12月現在

ぴーぷる(2015年1月12日掲載)
1位 22,766PV
ぴーぷる(2015年1月12日掲載)
伝統を守りながら、新たな時代を紡ぐ
74年の歴史を変えた応援部主将と副将
当時、創造理工学部4年の応援部主将・仁熊佑太(にくま ゆうた)さんと、法学部4年の副将・木暮美季(こぐれ みき)さん(写真右)を紹介。木暮さんは1940年の創部以来、初の女性リーダーで、さらに女性初の東京六大学応援団連盟の委員長にも就任。新聞などでも大きく報道され、社会的な注目を浴びました。

箱根駅伝特集(2015年12月14日掲載)
2位 18,764PV
箱根駅伝特集(2015年12月14日掲載)
箱根駅伝、早大生ならココに注目
5つの物語
渡辺康幸前監督から襷(たすき)を引き継いだ相楽豊新監督が初めて臨んだ2016年の箱根駅伝の特集は、掲載期間3週間足らずで2位に浮上しました。競技結果は総合4位でしたが、世間からの注目だけでなく、競走部への期待の大きさも伝わってくるPVとなりました。
3位 13,979PV
professor’s eye(2013年1月17日掲載)

professor’s eye(2013年1月17日掲載)
日本のエネルギー事情と今後の展望
東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故をきっかけに、日本のエネルギー事情への関心が高まる中で、理工学術院の栗原正典教授が現状について解説しました。事故から2年近くたっても、多くの方が関心を寄せているテーマであることに、あらためて気付かされました。
Web編集者に聞く
「大学の価値をさまざまな世代に広げるチャンス」
Webマガジン編集者
野村由芽(のむら ゆめ)さん(2010年第一文学部卒)
早稲田大学第一文学部で演劇と映画を学ぶ。広告会社勤務を経て、2012年㈱CINRAに入社。趣味は落語と俳句。在学時は戸山キャンパスのミルクホールの店員さんが醸し出す雰囲気が好きで、よくパンを買って食べていたとのこと。
学生時代は、早稲田大学の1つ上の先輩が創刊したフリーペーパー『Cue』の制作に関わり、雑誌作りをめぐって議論を交わす日々でした。現在はカルチャー系Webマガジン「CINRA. NET」の編集者として、映画・アートなどを担当しています。
現在はマスメディアの広告モデルが以前ほどの勢いをなくし、企業や団体が自らのWebメディアで情報を伝えるという流れが生まれています。Webマガジンは誰でもどこでも読むことができますし、気に入った記事をTwitterやFacebookなどのソーシャルメディアで周りの人に広めることもできます。『早稲田ウィークリー』は大学構内を中心に配布されていましたが、今後は「若い人が何を考え、どう行動してを卒業生が知る機会も増えていきそうですね。本誌のWebマガジン化は大学の価値をさまざまな世代に広げていくチャンスだと思います。
私は今でもシラバスを検索して、面白そうな授業を発見することがあります。研究・授業も紹介する『早稲田ウィークリー』が、新たな学びに目覚めるきっかけになることを期待しています。
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Webマガジン『早稲田ウィークリー』は2016年4月1日スタート。詳しくは早稲田大学公式Webサイトで告知します。