Waseda Weekly早稲田ウィークリー

特集

マイナーだけどすごい! 早稲田の多彩なスポーツを大公開

競技者が少なく、ルールや競技スタイルが一般的に知られていないスポーツ、いわゆるマイナースポーツに取り組むサークルや授業が、早稲田大学には多数あります。コミュニケーションの手段としても存在感を増しつつあるマイナースポーツの魅力を、選手や先生の声を交えて紹介します。

●ダイナミックな空中足蹴り セパタクロー

セパタクロー

早稲田大学 セパタクロークラブ
人間科学部3年 徳政 裕(とくまさ ゆう)

アクロバティックなプレーに注目

新歓の体験会で初めて見たプレーに衝撃を受けて入部しました。セパタクローは“空中の格闘技”とも称されるとおり、アクロバティックなプレーが見どころ。サッカーでいうオーバーヘッドキックを、1試合に何度も見ることができます。皆さんも一度でも観戦すると、セパタクローのとりこになると思います。

【歴史&基本ルール】

起源は東南アジア各地で古くから行われていた球技。そのルールを統一して制度化し、現在のスタイルになりました。日本には25年ほど前に伝えられた、比較的新しいスポーツです。ルールはバレーボールと似ていますが、①手を使わない、②ローテーションがない、③1人で連続3回ボールに触れてもOK、の3点がバレーボールと異なる点です。またアジア球技大会の公式種目でもあり、多くの国々で実施されているスポーツです。

【ボール】
プラスチック製で籠状に編んであり、男子のボールは直径13.5cm、女子は直径14.0cmです。

【コート】
バトミントンコートと同サイズで、長さ13.4m、幅6.1m。ネットの高さは男子1.52m、女子1.42m。

【得点の仕組み】

相手がボールを取れない、ボールが手や腕に触れるなどフォールトしたときに得点となります。

 

●華麗なパスワークが魅力 アルティメット

アルティメット

アルティメット部 ソニックス
文化構想学部3年 城山 海周(しろやま かいしゅう)

世界を相手に戦うため、日本一を目指しています

アルティメット独特の浮遊感や、迫力のあるダイビングキャッチに魅了された私は、中学・高校生時代からの夢だった“日本一になる”という目標をかなえるためにソニックスに入会しました。大学入学後に始めるプレーヤーが多く、努力次第では日本代表として世界を相手に戦うことができるのも魅力です。

【歴史&基本ルール】

1968年にアメリカで考案された新しいスポーツで、1チーム7人がフライングディスクを地面に落とさないようパスをつなぎ、敵陣エンドゾーン内でキャッチすることでポイント(1点)となり、その獲得総合得点を競い合います。審判を置かずにセルフジャッジで試合が行われるのも特徴です。オリンピック種目入りを目指しており、現在はワールドゲームズ(国際的な総合競技大会)の公式種目として4年に1度、世界大会が行われています。

【ボール】

通常プラスチック製で直径27cm のフライングディスクです。

【コート】

サッカーコートを縦半分にしたフィールドで、長さ100m、幅37mの長方形をしています。

【得点の仕組み】

敵陣エンドゾーン内で、フライングディスクをキャッチすることで得点となります。

 

●集中力だけでなく体力も必要 ダーツ

ダーツ

早稲田ダーツサークルShandyGaff 文学部3年 植木 聡之(うえき としゆき)

友達に誘われてゲームセンターで投げたのが、ダーツを始めたきっかけです。ダーツの試合は1ラウンドで矢を3本投げ、当たった的の点数を競います。試合種目には、点数をゼロに近づける「01(ゼロワン)」、陣地取りゲームの「クリケット」などがあり、毎年全国大会や世界大会も開催されています。自分が狙った所に矢が当たり、試合に勝ったときの快感は、ダーツというスポーツの醍醐味(だいごみ)です。

 

●イギリス貴族のスポーツ クリケット

クリケット

ワイヴァーンズクリケットクラブ 政治経済学部3年 松原 里奈(まつばら りな)

マイナースポーツに興味があり、また、ワイヴァーンズは何度も日本一を達成し、多くの日本代表を輩出していることに引かれ、大学からクリケットを始めました。クリケットは野球の原型といわれていますが、野球とは異なり、360度好きな所に打てることから「野球の4倍楽しいスポーツ」と表現されることも。世界的にはサッカーやバスケットボールと並び、多くの競技人口を擁する人気のスポーツです。

 

●技の繰り出しが予測不能 躰道

躰道

躰道会 社会科学部4年 足立 拓弥(あだち たくや)

躰道(たいどう)は沖縄の武術を基に、1965年に創始された比較的新しい武道です。私が躰道を始めたきっかけは、バク転やバク宙などを取り入れた、他の武道にはないダイナミックな動きに魅了されたためでした。躰道には主に「法形」と呼ばれる型、「実戦」と呼ばれる組手、「展開」と呼ばれる殺陣などの競技があります。まだあまり知られていない武道ですが、その迫力と華麗さは一見の価値ありです!

 

●「人魚になれる」水中最速級競技 フィンスイミング

フィンスイミング

早稲田大学フィンスイミングチームSIX BEAT
基幹理工学部3年 富山 周祐(とみやま しゅうすけ)

フィンスイミングとは、足にフィンと呼ばれる足ヒレを着けてスピードを競う水泳競技です。私は、高校3年まで競泳をやっており、大学でも水中競技のサークルを探していて、フィンスイミングに出合いました。この競技の魅力は何といっても競泳とは桁違いのスピード感です。SIX BEATは、これまで国内大会での優勝の他、いくつもの世界大会に出場した選手も輩出しています。

 

授業でも多彩なスポーツを体験できます
スポーツ方法実習Ⅰ(インディアカ)

インディアカ

担当教員スポーツ科学学術院
非常勤講師 佐伯 加寿美(さえき かずみ)

ネットを挟んで4対4で、羽根の付いたボールを素手で打ち合うバレーボールタイプのスポーツです。老若男女誰もが楽しむことができます。運動が苦手だった私でも気持ちのいい汗をかけたことで、すっかりインディアカのとりこになりました。最終授業では、社会人や他大学のチームを招いて練習試合をします。「さまざまな年齢の方と交流できる貴重な体験」「みんなが笑顔でできる」と学生の感想をもらっています。学年を超えてみんなが仲良くなれる授業です。

早大生のための学生部公式Webマガジン『早稲田ウィークリー』。授業期間中の平日はほぼ毎日更新!活躍している早大生・卒業生の紹介やサークル・ワセメシ情報などを発信しています。

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