早稲田大学には560もの公認サークルに加え、大学の公認を受けていないサークルが多く存在していると言われています。大学の課外活動へのサポートの多くは、所定の手続きを済ませた公認サークルに限られることとなります。公認サークルになれば多くのメリットを得ることができ、より充実した活動を行うことができます。公認を受けていないサークルに所属している皆さんは、ぜひ公認サークルへの手続きを検討してください。
■公認サークルについて
公認サークルとは?
「公認サークル」は、右記の要件を満たして大学から公認されたサークルで、サークル活動の中心的存在です。「学生の会」「地方学生の会」「同好会」「学外NPO等に所属するサークル」「学術院承認サークル」の5つに分類されます。公認サークルになることで大学から課外活動補助金が支給されるほか、施設利用などのサービスが受けられます。
公認サークルならではのメリット
・学生会館の部室・会議室などの施設が利用できる。
・最大30万円の課外活動補助金が申請できる。
・新歓ブースの優先割り当てが受けられる。
・WASEDA BEARの着ぐるみが使える。
・早稲田大学学生補償制度(傷害補償)の適用を受けることができる。
■2014年度新規公認サークル
地方学生の会
・信州学生稲門会
・静岡学生稲門会
同好会
・早稲田ダーツサークルShandyGaff
・劇団ネクタの森
・学生NGO団体EST
学外NPO等に所属するサークル
・Enactus Waseda
学術院承認サークル(かっこ内は所属学術院名)
・早稲田コンピュータエンタテインメント(理工)
・早稲田大学チアダンスチームMYNX所沢支部(所沢)
・WBSフットサル部(商研)
・WBSものづくり部(商研)
・つなぐ企画(法務研)
・t:M(チーム)(所沢)
■公認サークルになるには
公認サークルのうち、同好会として新規登録をするためには、以下の要件を満たす必要があります。
① 設立のサークル名での学内外の活動実績が1年以上あること(入学以前の活動は認めない)。
② 領収書を添付した1年間以上の会計報告があること。領収書は必ずサークル名を宛名とし、ただし書きなどで使途内容が明記されており、かつ発行者の住所・電話番号・押印があること。
③会長として、専任の教職員(資格は専任教授・専任准教授・専任講師・専任職員とし、いずれの資格も任期の定めがないこと)が1人いること。学生責任者として幹事長、副幹事長および会計責任者が各1人いること。
④会長の兼任については、同一人が会長となることができるのは5サークルまでとする。ただし、学生の会、地方学生の会および学術院承認サークルにあっては、それぞれ1サークルまでしか会長になることができない。
⑤その他、内規の定めるところによる。
■登録(未公認)サークルについて
大学への届け出を済ませ、登録は完了しているものの、公認サークルの設立要件を満たしていないサークルのことです。早稲田大学の正規学生が21名以上所属し、1年以上継続的な活動をしている公認サークル以外の全てのサークルは届け出をする必要があります。公認サークルの一歩手前であり、サークル員の努力により、公認サークルになれる可能性があります。
その悩み、公認サークルになれば解決します!
■サークル活動Q&A
サークル活動では、活動上の課題や問題が出てきます。自助努力で解決していくことで、問題解決能力が身に付くこともありますが、それらのいくつかは公認サークルとなることで解決できる場合もあります。代表的な例をいくつか紹介します。
Q イベントを予定しているのですが、学生会館を借りることはできますか。
A 学生会館の多目的ホールの他、大隈講堂や小野講堂も借りることができます(大隈講堂や小野講堂の利用については、文化推進部文化企画課へお問い合わせください)。
Q アウトドアサークルなのですが、活動中に事故があり、対応に苦慮しました。事件・事故に遭った場合に、大学からのサポートはありますか。
A 公認サークルとなり、学外での活動前に「合宿・遠征届」を提出すれば、活動中の事故などが起こった場合に、大学から対応について適切な支援を受けたり、早稲田大学学生補償制度(傷害補償)の適用を受けることも可能です。
Q 歴史も長く、所属する学生も多数存在しています。それでも公認サークルになるメリットはありますか。
A 公認サークルになるメリットはあります。公認サークルは学生会館の会議室が利用できるので、打ち合わせ時の経費が節減できます。また、公認サークルでない場合は、課外活動補助金の申請コースも10万円コースのみですが、公認サークルになれば15万円、30万円コースの申請ができます。
Q 映画サークルなのですが、制作費用が掛かり、満足のいく活動ができません。
A 公認サークルになると、大学から課外活動補助金が支給されます。活動規模や継続年数などの条件を鑑みて、最大で30万円補助されます。2014年度の給付実績は、P.4 ~7を参照してください。
Q サークルのイベントなどで早稲田ベアーの着ぐるみを使いたいのですが、貸し出してもらえますか。
A 公認サークルになればWASEDA BEARの使用を申請することができます。所定の申請書を学生生活課にご提出ください。
●活動内容によっては貸し出しできない場合もあります。
■公認サークルが利用できる学生会館内の施設紹介
<演奏したい>
音楽用練習室
学生会館には、音楽公演用練習室(1室)・音楽用練習室(7室)・音楽練習用ブース(11室)・軽音楽用練習室(2室)があり、音楽系サークルの学生たちが活用しています。グランドピアノやドラムセットなどが完備された練習室も用意されています。
<踊りたい>
多目的練習スペース
地下2階のトレーニングセンター前のスペースに、鏡張りの多目的練習スペースが2区画設けられています。大鏡を使ったダンスの練習など、幅広い用途で活用されています。
<発表したい>
多目的ホール
2層吹き抜けで250㎡の広さがある多目的ホールは、200人規模の講演会、コンサートや映画上映会などに利用できます。グランドピアノやステージ、暗幕の用意もあります。なお、話し合いの上、月1団体に限り、展示の利用ができます。
<和室を使いたい>
茶室
茶室は76㎡もある本格的な仕様です。茶道サークルの練習のみならず、国際交流や日本文化の体験の場として広く利用することができます。広間「稲風亭」(とうふうてい 白井克彦第15代総長命名)、小間「稲志庵」(とうしあん 奥島孝康第14代総長命名)があります。