Waseda Weekly早稲田ウィークリー

特集

国際コミュニティセンター(ICC)でグローバル体験を楽しもう!

 「留学生(日本人学生)と友達になりたい!」「語学力をアップしたい!」「将来はグローバルに活躍したい!」。そんな早大生を応援する国際コミュニティセンター(ICC)。ICCを活用して異文化交流を楽しんだり、イベントを企画したりしている学生の声をお届けします。

●国際コミュニティセンター(ICC)
世界97カ国から来た約4,400人もの外国人学生が学ぶ早稲田大
学。その国際性豊かな環境を生 かし、ICCでは異文化交流・異文化
理解を促進するさまざまなイベントやプログラムを提供しています。その数なんと年間370以上。日本全国の大 学で「国際化」が叫ばれる中、ICCのように学生間の異文化交流の仕掛けづくりに特化した機関をもつ大学はごくわずか。文化を越えた交流・協働体験を通じ て、視野と世界を広げましょう!
早稲田キャンパス7号館1F
www.waseda-icc.jp/
03-5286-3990
[email protected]

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ランゲージ・カルチャー エクスチェンジ 参加者ペア

■プログラムに参加する

ランゲージ・カルチャー エクスチェンジ

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ICCが言語能力などを考慮した上でマッチングしたパートナー(2、3名)との交流を通じて、お互いの母語や文化などを教え合うプログラムです。趙さんとヤショヴァーさんは2012年後期のプログラム(10月~1月)に参加し、プログラム終了後も交流を継続。GWには埼玉県川越市に小旅行に行くなど、学外での交流も行っています。

趙 瞳  国際教養学部4年

ヤショヴァー・マルティナ 経済学研究科 博士後期課程2年


参加者のペア

・趙 瞳 (ちょう ひとみ) 国際教養学部4年
中国上海出身。高校を卒業後、日本に留学。日本の企業に就職予定。英語を勉強中。
・ヤショヴァー・マルティナ 経済学研究科 博士後期課程2年
スロバキア出身。交換留学生。日本語を勉強中。

Q.1 初めて会ったときはどうでしたか?

  初めて会ったのはランチの時間でした。マルティナはスロバキア出身で、私は彼女の国のことも文化のこともよく知らなかったので、最初は少し戸惑いもありました。
ヤショヴァー 瞳と最初に話したのは、ヨーロッパや中国、日本の違いや学生生活などについて。仲良くなってからは、サークルや勉強のことなどについても話します。話題が尽きることはありません。

Q.2 どんなふうに交流を行っているのですか?

  週に1度キャンパス内で昼食を共にしています。マルティナはスロバキアで社会人経験があるので、就職活動のこともいろいろと相談に乗ってもらいました。中国やスロバキアと比較すると、日本の就活は活動期間も長いので大変です。
ヤショヴァー 瞳にはSNSなどで日本語を添削してもらうことがあります。また、日常的に日本語を使用する環境に身を置く方が上達するとアドバイスをしてもらい、留学生専用の寮を出て、アパート暮らしを実践。日本語を使う機会がぐんと増えました。

Q.3 これからこのプログラムに参加する人にメッセージをお願いします

  このプログラムに参加して一番良かったのはマルティナに出会えたこと。お互いの友人も紹介し、交流の輪が広がりました。外
国語を学ぶ一つのきっかけとして、このプログラムを活用することをお勧めします。自信を持って異文化交流に取り組んでみてください!

ヤショヴァー 授業では敬語を学ぶことはありますが、日常的に使用する日本語を学ぶためには、やはり日本語を毎日使う人と接することが大切です。交換留学生は日本人学生に接する機会が少なく、期間も限られているので、このプログラムなどを利用し交流してみてください。

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■イベントを企画する

J – WAVE×ICC公開収録フォーラム
「現役・次世代で考えるグローバル人材」

本橋 巧朗  政治経済学部2年

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ゲ ストには、元アップル日本法人社長の前刀 禎明 (さきとう よしあき)氏、デジタル家電ベンチャー起業家の岩佐 琢磨 (いわさ たくま)氏、J-WAVE「MAKE IT 21」ナビゲーターのショーンK氏をお迎えしました。第1部は「これからのグローバル人材」に関する学生代表によるプレゼンテーション、第2部はゲストに よるトーク・セッションを行いました。

「グローバル人材に関して、自分の考えを発信し学生の皆と共有したいと 思い企画を提案しました。」
政治経済学部2年  本橋 巧朗 (もとはし たくろう)

5月18日(土)大隈ガーデンハウスで開催

「グローバル人材」と呼ばれる人材の必要性が新聞やニュースの中で一人歩きしている状況で、私はいつしか「グローバル人材」が「手段」から「目的」になっているという問題意識を持つようになりました。 そこで、私が代表を務め、東アジアからのグローバルリーダー輩出を目的とする学生団体、OVAL 実行委員会の問題提起も合わせ、「グローバル人材」について再考するフォーラムを開催したいと考えました。企画をICCに提案し、実施が決まってから、約4カ月かけて準備を進めました。

FM放送局J-WAVEの協力を得て公開収録となった「現役・次世代で考えるグローバル人材」では、「何のためのグローバル人材なのか」ということを議題に、外資系企業の元社長やベンチャー企業の若手社長と、学生とが熱い議論を交わしました。

フォーラムで印象的だったのは、ラジオ・パーソナリティのショーンKさんが「スキルがあって、7カ国語を話せる。So what?」とおっしゃっていたこと。「グローバル人材」に求められている外国語能力、スキルは、何かを達成するための「手段」であって「目的」ではないのです。

グローバル化が進展し、先が見えない時代。世界で活躍するグローバルリーダーになるためには、自分がやりたいことを主体的に推し進め、自分自身の手で、未来を創造していくことが必要なのではないでしょうか。そんなメッセージがこのフォーラムを通じて参加者に届いていればうれしいです。

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■その他の主なイベント紹介

●「きっかけ」をつかむ交流イベント
気軽に参加できる交流イベントから、それぞれの「次」につながるSTEPを見つけよう!

①言語と文化のエクスチェンジ

さまざまな言語でおしゃべりを楽しむ「ランゲージ・アワー」や、「ラ
ンチ・イベント」は外国語コミュニケーション実践の場として最適です。うまく話せなくて悔しい思いをするのもまた一つの体験。授業や自主学習とうまく組み合わせて利用しましょう。

②日本や世界の問題を学ぶ
国際協力、ビジネス、文化などさまざまな分野のエキスパートをお招きするトーク・セッションは、日本固有の問題や世界の共通課題について、現場の生の声を通じて知識・刺激を得られる機会です。毎学期、国際機関の専門家や名だたる企業のCEOなど豪華なゲスト・スピーカー陣が名を連ねています。

③その他
特定の国や地域の文化を紹介する「カントリー・フェスタ」やカフェ企画、スポーツ・イベントやフィールド・トリップは、世界各国や特定テーマへの理解を深めると同時に、そこで出会うさまざまなバックグラウンドの学生との交流を通じてネットワークを広げたり、将来の指針につながる刺激を得られる場でもあります。

●「学びを深める」協働プロジェクト
じっくり取り組む協働プロジェクトから、気付きや学びを深めよう!

①アウトリーチ
日本人学生と外国人学生がペアになり、小中高等学校にて外国人学生の母国の文化を紹介する「アウトリーチ・プログラム」は、授業案を協働で準備する過程で参加者間の友情も育まれます。児童からの積極的な質問に刺激も受け、プレゼンテーション・スキルも磨けるなど、地域貢献をしながら参加者自身の成長も実感できるプログラムです。

②テーマ・キャンプ
国籍などからくる無意識の先入観や偏見に気付く「ノーボーダー・キ
ャンプ」や、本音でしっかり議論する「ホンネ交流キャンプ」は、ICC
独自のユニークなルールで実施する交流キャンプです。泊りがけでお互いとじっくり向き合うことにより、深い友情とさまざまな気付きが
得られます。

③グループ・プロジェクト
国籍や専門分野が異なる学生がグループ・ワークに取り組むプロジェクトでは、理論の着眼点やコミュニケーション方法の相違を乗り越えながら共通の目標に向かって協働します。最終成果は他大学と共同での学生フォーラムにて発表するので、企業などのプロフェッショナルから客観的に評価され、プロセス・結果共に深い学びが得られます。

早大生のための学生部公式Webマガジン『早稲田ウィークリー』。授業期間中の平日はほぼ毎日更新!活躍している早大生・卒業生の紹介やサークル・ワセメシ情報などを発信しています。

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