Waseda Weekly早稲田ウィークリー

学生注目!

ロッテ3位指名・小島和哉、目指すは大先輩の同じサウスポー「和田毅」

「即戦力として開幕ローテーション入りを目指す」

スポーツ科学部 4年 小島 和哉(おじま・かずや)

早稲田大学野球部のエースとしてだけでなく、主将としてもチームをけん引した小島和哉選手。その活躍が評価され、昨年10月25日に行われた「2018年プロ野球ドラフト会議」で、千葉ロッテマリーンズから3位指名を受けました。

今回の「ぴーぷる」では、ドラフト会議から約2週間後の11月7日、早稲田キャンパス大隈会館にて高橋広監督(当時)と、マリーンズの永野吉成チーフスカウト、井辺康二担当スカウトが同席して行われた指名あいさつ・記者会見の様子をお伝えします。2019年、プロ野球選手として新たな道を歩み始める小島選手の活躍に期待しましょう!

左から高橋監督(当時)、小島選手、永野チーフスカウト、井辺担当スカウト

――現在の心境はいかがですか? また、千葉ロッテマリーンズに対する印象を教えてください。

大学からプロに行く場合は即戦力として結果を出すことが求められると思うので、開幕からローテーションに入れるように頑張りたいと思います。2月のキャンプまでにどこまでレベルアップできるかがすごく大事になってくるため、身の引き締まる思いです。自分の課題や細かい部分を練習できるのもこの時期なので、今できることに一生懸命取り組みます。

マリーンズは12球団の中でも応援がすごいという印象です。自分もファンに愛される選手になるために、チームの一員として早く活躍できたらと思います。

――セールスポイントと、自分で感じている課題について教えてください。

セールスポイントは体の強さです。大学の4年間で大きなけがはありませんでした。また、バッターのインコースを攻めるような強気なピッチングが持ち味だと思うので、そこをしっかり発揮できるように頑張りたいですし、アピールしていきたいです。

課題については、大学のリーグ戦だと春と秋の2シーズンに分かれているのですが、プロの場合はシーズンが長いので、1年間を通して戦っていくだけの体力がないといけないため、走り込みなどをしていく必要があると考えています。体力だけでなく技術面においても一回りも二回りも大きく成長するために、2月から始まるキャンプまで本当に休んでいる暇はないですが、しっかり頑張ってトレーニングしたいと思います。

2018秋季リーグ早慶戦。第1戦は先発として登板(写真提供:早稲田スポーツ新聞会)

――マリーンズに在籍する早稲田出身の先輩に聞いてみたいことはありますか?

中村奨吾選手(2015年スポーツ科学部卒業)とは入れ違いでの入学でしたが連絡先は知っていて、「一緒に頑張ろう」とメッセージをいただきました。大谷智久選手(2007年スポーツ科学部卒業)はピッチャーとしても先輩なので、いろいろ教えていただきたいと思っています。まだきちんと話はしていないので、まずはあいさつをしっかりして、たくさん話を聞きたいです。

――早稲田大学に入学して良かったと思うところを教えてください。

高校のときからプロに行きたいという気持ちはありましたが、高卒で活躍できるか心配だったこともあり大学に進学しました。この4年間でしっかりと土台となるものは作れたかなと思います。

また、高校までは野球のつながりだけだったのが、大学では他の競技でトップレベルにいる選手と触れ合う機会もあり、勉強になることがありました。最高の仲間や友達ができたので良い4年間だったと思います。

――大学の4年間を振り返っていかがでしたか? また、思い出に残っている試合はありますか?

大学生活4年間の中でも、キャプテンになってからの最後の1年間は充実していました。エースとして投げることだけでなく、後輩にどう受け継いでもらうかといったチームのことも考えました。そういう面では物事をいろいろな視野で考えられるようになった1年だったかなと思います。

一番思い出に残っているのは、最後の秋の早慶戦の3戦目です。自分にとっては大学生活最後の試合で、みんなのいろんな気持ちが詰まった最高の試合になりました。最後はちょっとうるっときました(笑)。

2018秋季リーグ早慶戦の第3戦。ベンチから飛び出て勝利を喜ぶ選手たち(小島選手は右から2人目)写真提供:早稲田スポーツ新聞会

――目標とする選手はいますか?

杉内俊哉さん(2018年引退、元読売ジャイアンツ)は小さい頃からの憧れの人です。早稲田出身の先輩では、和田毅選手(2003年人間科学部卒業、福岡ソフトバンクホークス)が目標です。幼い頃から将来の夢としてプロ野球選手を掲げてきたのですが、お二方のような左ピッチャーを目指して頑張りたいです。

第722回

(写真提供:早稲田スポーツ新聞会)

【プロフィール】
埼玉県出身。浦和学院高等学校卒業。高校時代は甲子園に3度(2012年夏、2013年春・夏)出場し、高校2年の春のセンバツ(選抜高等学校野球大会)では優勝を経験。2015年に早稲田大学へ入学すると1年生から投手として試合に出場。東京六大学リーグ戦では最優秀防御率を2度(2016年秋、2018年秋)獲得。リーグ戦通算22勝、通算防御率2.37。侍ジャパン大学日本代表にも選出経験がある。早稲田大学野球部第108代主将。左投げ、左打ち。※写真は2018年秋の最優秀防御率表彰の様子

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