Waseda Weekly早稲田ウィークリー

学生注目!

「筋肉が人生を変えた」ミスター早稲田、全日本学生選手権で優勝

「やればやるほど自分の体が変わっていくのが、何よりの喜びです」

スポーツ科学部 2年 泉 風雅(いずみ・ふうが)

来場者数約18万人を誇る早稲田祭の中でも、ひときわ人気の高いステージ「ミスター早稲田」。公認サークル「早大バーベルクラブ」が主催するこの名物企画は、筋肉隆々とした男子学生たちが肉体の美しさを競い合う、ボディビルコンテストです。「第52回全日本学生ボディビル選手権大会」で初出場ながら優勝し、「ミスター早稲田2017」の栄冠にも輝いた泉風雅さんに、ボディビルの魅力について聞きました。

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――なぜボディビルを始めたのですか?

高校2年生のときに、部活でやっていたテニスでけがをしてしまったのですが、リハビリとして始めたトレーニングで筋肉がどんどん大きくなっていったのが面白くて、はまっていきました。その後、「ミスター早稲田」の動画を見て早大バーベルクラブのことを知り、「ここに行きたい、早稲田に入りたい!」と思ったんです。筋肉関連のことに興味があったので、今所属しているゼミの先生、宝田雄大スポーツ科学学術院教授(「加圧トレーニング」の開発者として有名)の下でも学べると思い、スポーツ科学部を志望しました。今思えば、筋肉が人生を変えましたね。大学入学後はすぐに早大バーベルクラブに入会して、競技としてのボディビルに特化したトレーニングを始めました。

――ボディビルとは、どういう競技なのですか?

171113w_012筋肉がついた肉体美が評価される競技です。大きさや分かれ目(輪郭)に現われる筋肉の発達度や、体全体の均整度、ポージングなどが見られます。

大会では出場者が並んで立ち、相対的に評価されます。審査員が一人一人に順位を付けていくのですが、より公正な審査のため、各選手に付けられた最高順位と最低順位は除いて集計されます。立ち位置や並び順で見え方が変わり、評価に影響することもあります。

――普段のトレーニングについて教えてください。早大バーベルクラブの仲間も一緒に?

サークル員みんなでやるわけではなく、トレーニングは個人個人が学内のジムなどで行います。鍛えたい部位を分けて、3日トレーニングしたら1日休むというのを繰り返していきます。僕はベンチプレスだと、MAXで140kgくらいを持ち上げます。1回のトレーニングは、理想的には75分程度で終わらせたいんです。というのも、75分を超える高強度の運動は、ホルモンの観点からするとマイナス効果だからです。とはいえ、もっと長くやってしまうときもありますが(笑)。

――2017年全日本学生ボディビル選手権大会では、初出場でありながら見事優勝しました。大会には、どのように臨んだのですか?

ポージングの美しさなども評価の対象となる(写真は早大バーベルクラブTwitterより)

ポージングの美しさなども評価の対象となる(写真=本人提供)

大会前でもトレーニング内容はほぼ同じですが、食事を変えて、脂肪を落としていきます。ささみなどのタンパク質に加えて、いろんな食材をバランス良く食べていきます。宝田先生のゼミやスポーツ科学部の授業で役立ちそうなことがあるとメモして、トレーニングや食事に取り入れていますね。

1年生のときはまだ体が小さかったので選手権などには出ず、体作りに専念していました。たくさん食べて体重を86kgほどまで増量し、そこから1年かけて70kgまで体重を落とし、今回の全日本に臨みました。優勝を目指していたわけではなく、とりあえず自分でやりきったと言えるところまでやろうと思って頑張ったら、初出場で優勝できて、びっくりしました。実は今年の初めごろにけがをして十分にトレーニングできず、「終わった…」と思ったこともありましたが、これまでの体作りが報われたので、大きな励みになりました。

――全日本学生選手権を制した肉体で、ミスター早稲田の称号も手にしました。

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「ミスター早稲田2017」として、テレビ番組などにも出演(写真=本人提供)

ミスター早稲田では、体の美しさに加えて面白さなどのキャラクターも評価されます。観客の方全員による審査なので、1番に選んでいただけたのは光栄でした。実はミスター早稲田は、ボディビルをより多くの人に知ってもらうことが目的のエンターテインメントなんです。早大バーベルクラブとして、他大学とは違う、早稲田ならではのインパクトが作れているのであれば、僕たちもうれしいですね。

――ボディビルの魅力、そして大変なことを教えてください。

171113w_039やればやるほど自分の体が変わっていくのが、何よりの喜びです。また、食事や栄養に気を付けるようになるので、健康的な生活ができているかなと思いますね。

大変なことは、ボディビルは競技の前に“生活”なので、生活全てを捧げてしまうところです(笑)。減量中は友人に外食に誘われても行けないなど、頑張ろうとすればするほど、日常に占める割合が大きくなっていきます。とはいえ、食事を我慢することはつらくないですね。自分がやりたくてやっていることですし、それより脂肪が落ちて自分の体が変化していく楽しさが勝ります。僕の場合は学業ともリンクしているので、自然にできていますね。

ただ、僕は「乃木坂46」(アイドルグループ)が大好きで…全日本学生選手権前に握手券がついたCDを買い過ぎて、プロテインを買うお金がなくなってしまったこともありました(笑)。

――まだ2年生ですが、今後の目標は?

来年は全日本学生選手権を連覇して、より規模の大きい「日本ジュニアボディビル選手権大会」にも挑戦します。いずれは世界ジュニアなどにも出場したいです。

ボディビルというとマッチョなイメージが先行してしまいますが、実際はボディ・ビルディング=「体作り」のこと。競技をしない人でも誰にとっても、ボディビルの知識は役に立つんです。ゆくゆくはボディビルで得た知識を社会に還元して、人の役に立てるようになりたいですね。そして、いつかは自分のジムを持ちたいです。

第688回

撮影=石垣 星児

【プロフィール】

徳島県出身。県立城南高等学校卒業。目標とする人は、男子日本ボディビル選手権大会8連覇中の鈴木雅さん。「本当に素晴しい筋肉で、あんな体になりたいなと思います」。「肩メロン」(肩の筋肉がメロンのように盛り上がっている状態のこと)「板チョコ」(腹筋が六つに割れていること)など、ボディビルダーの間では独特の褒め言葉があるが、泉さんが言われてうれしいのはシンプルに「デカイ」とのこと。アルバイトは、ジムなどではなくコンビニエンスストアで行っている。

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