Waseda Weekly早稲田ウィークリー

学生注目!

親孝行なジュノンボーイ・押田岳「大学に通わせてもらって感謝」

せっかくつかんだチャンス。目の前のことを全力で!

人間科学部 2年 押田 岳(おしだ・がく)

菅田将暉さんや溝端淳平さんなど数多くの人気俳優を輩出しているジュノン・スーパーボーイ・コンテスト(※)。昨年行われた第29回同コンテストにおいて、押田岳さんが応募総数1万4,210人の中から見事グランプリに選ばれました。そんな押田さんにコンテストや学生生活についてなど、いろいろなお話を伺いました。

※月刊誌『JUNON』(主婦と生活社)が主催する若手男性を対象とした、芸能界への登竜門的コンテストで、応募資格があるのは、12~22歳まで(応募時)の芸能事務所・モデル事務所・レコード会社などに所属していない一般人。書類審査の他に面接、カメラテストなどを行い、最終選考会ではダンスや歌などのパフォーマンスを披露して自己アピールをする。

――ジュノン・スーパーボーイ・コンテストへ応募したきっかけを教えてください。

小さいころから周りの人たちに芸能系のオーディションやコンテストに応募してみたらと言われていたんですけど、芸能界は自分とは違う、もっときらきらした人が活躍する世界だと思っていて興味がありませんでした。でも高校3年で「受験」というやるべきことが一つ終わって、新しいことを始めたい、何か自慢できることを見つけたいと考えていた時に周囲の言葉を思い出して、このコンテストにチャレンジしてみることにしたんです。

――応募からグランプリ決定まで1年近く掛けて行うとのことですが、コンテストを通して成長したと感じるところはありますか。

コミュニケーションを取るのが得意な方ではなかったのですが、人と話す機会が増えたので抵抗感はなくなりました。また、審査の一環として、専用SNSに写真を投稿していたのですが、今まで自撮りなどはしたことがなかったので大変でした(笑)。ただ、やるからにはグランプリを取りたいという気持ちがあったので、多くの人に見てもらえるよう、上手な人の投稿を参考に写真の撮り方を研究しました。人からどう見てもらえるかを考えることで、客観的な視点も身に付きました。

――コンテストでは、得意のダンスを生かしたオリジナルの「押しダンス」を披露していましたが、ダンスはいつ始めたのでしょうか?

ダンスは小学2年生の冬ごろから始めました。母から「次はダンスがはやるからやりなさい」って勧められて(笑)。最初は嫌々やっていたのですが、少しずつ楽しくなっていきました。サッカーも好きだったんですが、比重が徐々にダンスへシフトしていって、今はダンスが一番楽しいスポーツですね。

――大学でもダンスサークルに入っていると聞きました。

はい。所沢キャンパスの公認サークル「aka Wa. Se. Da」に所属しています。入学して何のサークルに入ろうか考えた時、やっぱり一番得意で長く続けているダンスかなと思ったんです。新歓ではいくつかのダンスサークルを体験したんですけど、せっかく所沢キャンパスに通っているのだからと、こちらに決めました。発表会や早稲田祭などのステージに向けて、日々練習しています。

――そもそも、なぜ早稲田大学に入ろうと思ったんですか?

数ある有名大学の中でも「雑草魂」とか、そういうイメージが自分に一番合っていると思ったからです。僕は何でもできるような器用な人間じゃなくて、要領が悪い部分も多い。でも能力が足りていない分は何とかカバーしようと諦めずに努力してきました。そういう雑草的なところが自分の中にあったので、早稲田の校風に引かれたんだと思います。

――人間科学部を選んだ理由を教えてください。また、入学して1年たちましたが学生生活はどうですか?

一つの学問にとらわれず、学際的・横断的にいろいろなことを幅広く学べるところに魅力を感じて選びました。
大学生活はすごく楽しいです! サークルに入って、友達が増えて、アルバイトをして、コンテストでグランプリも受賞できて……。授業でも今まで知らなかったことをたくさん学ぶことができて、とても充実しています。

授業では、向後千春先生(人間科学学術院教授)の「インストラクショナルデザイン」が特に面白かったです。学習を効果的・効率的にするための手法について考える授業で、グループワークなのでみんなで話し合いながら進めていきました。そのおかげで教える技術が身に付きましたし、実践的でもあったので受講して良かったです。

――所沢キャンパスへは自宅のある神奈川県から通っていると聞きました。

サークル仲間もグランプリ受賞を喜んでくれました(写真提供:押田岳)

授業が1限からある日は起きるのが朝4時45分くらいで、電車に乗るのは5時半頃です。遠いなあ、つらいなあとも思いますが、一人暮らしをすると家族に負担をかけてしまうので…大学に行かせてもらっているだけでも感謝しなくちゃいけないと思っていますから。

家族とは仲が良くて、コンテスト期間中に一番サポートしてくれたのも母でした。グランプリを受賞したことは周りの友達もすごく喜んでくれて、当日はSNSで300件くらいのメッセージが届きました(笑)。家族や友達、周りのみんなに期待してもらっているので、心を決めて頑張りたいと思っています。

――最後に、これからの目標などを教えてください。

テレビで目に留まるような俳優になりたいです。憧れは岡田准一さんです。僕はNHKの大河ドラマが好きなんですけど、『軍師官兵衛』で主役を演じた岡田さんのようにオーラのある役ができたらいいなと思っています。あと歴史上の人物で言えば石田三成。悪者と言われますが、豊臣秀吉への忠誠から感じ取れる、芯の通った人間性を尊敬しているので、いつか演じられたらいいですね。

今回はジュノン・スーパーボーイ・コンテストのグランプリに選んでいただきましたが、芸能の世界で活動していくのは大変だと思います。でも、せっかくつかんだチャンスなので、学業はもちろんダンスも仕事も何でも、目の前のことに全力で取り組んでいきたいです。

 

第667回

(撮影=時永大吾)

学生委員会での一コマ(写真提供:押田岳)

【プロフィール】
神奈川県出身。県立横須賀高等学校卒業。趣味は映画やドラマ鑑賞。レンタルショップで直感を頼りに借りてくるそう。その他にはスケートボードにもはまっている。新歓で声を掛けてきた先輩が偶然同じ高校出身者だったことをきっかけに、早稲田大学生協学生委員会の一員としても活動中。

早大生のための学生部公式Webマガジン『早稲田ウィークリー』。授業期間中の平日はほぼ毎日更新!活躍している早大生・卒業生の紹介やサークル・ワセメシ情報などを発信しています。

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