3月17日(木)、小野記念講堂で早稲田学生文化賞の表彰式が行われました。
この賞は、課外活動で顕著な活躍があった学生に授与されるもので、2015年度は33名の学生が受賞しました。
2015年度早稲田学生文化賞受賞者
*学年はいずれも受賞時のもの
個人で受賞しましたが、チームワークの勝利です!~創法会3名、日々の訓練で成果~
◎法学部 3年 坊 直徹(ぼう・なおゆき) <第65回全日本学生法律討論会 「立論の部」第2位>
僕は公認サークル「創法会」に所属し、100名ほどのメンバーの中から、全日本学生法律討論会「立論の部」の出場者に立候補して選ばれ、早稲田大学の代表者として初出場しました。
この討論会は、参加校ごとに「立論の部」と「質問の部」に分かれてエントリーし、事前に与えられた問題(今回は民法)について、まず「立論の部」の担当者 が論旨を発表し、続いて他大学の「質問の部」の担当者がそれに鋭い質問を発して討論を展開し、その論理性を法曹関係者が審査するというものです。
論旨を作成するのは非常に苦労しましたが、「質問の部」の先輩と組み、いろいろな事を教えてもらえたことが、今回の初出場・初受賞に結び付いたと思います。
◎法学部 4年 冨田 壮之(とみた・もりゆき) <第65回全日本学生法律討論会 「質問の部」第3位>
僕 は「質問の部」で出場したので、「立論の部」の坊さんと組んで質疑応答の練習をしました。坊さんの作成した論旨に僕が質問をぶつけるということを繰り返し行う のですが、坊さんの論旨は、あらゆる角度から質問を受けることによってブラッシュアップされていきますし、僕も坊さんの発表を聞いて、矛盾点や、論理的でない点にすぐ気づくようになり、タイミングよく質問を発せられるようになりました。
大会前日は夜遅くまで二人で練習していましたが、お互いがお互いを磨き、その技能を高め合っていけたような気がします。僕は昨年も参加しましたが、今回が初受賞です。
◎法学部3年 松崎 俊紀(まつざき・としき) <第17回新島襄記念法律討論会 「質問の部」第1位>
僕が参加した新島襄記念法律討論会は、毎年3月に同志社大学で開催されています。昨年は、慶應義塾大学や大阪大学など関東・関西9つの大学から総勢141人が参加して、民法の問題で論旨の内容や質疑応答の論理性を競い合いました。
今回、「質問の部」で1位となることができ、大変光栄に思っています。そして、良い質問ができたのも、決して自分一人の力によるものではなく、頼もしいチームメイトと日々議論したおかげだと感じています。
僕も坊さん、冨田さんと同じ「創法会」に所属しています。また、多くの先輩方のように、将来は弁護士になりたいと考えています。今回の受賞を励みに、多くの方の役に立てる弁護士になれるよう今後も努力していきます。
“究極”スポーツでトップへ
◎スポーツ科学部 2016年3月卒業 島 杏璃(しま・あんり) <WFDF世界U23アルティメット選手権大会 「ウィメン部門」優勝>
「アルティメット」は、バスケットボールとアメリカンフットボールを掛け合わせたような競技で、フリスビーの愛称で親しまれている“フライングディスク”とい う円盤を使って行います。「走る・跳ぶ・投げる・捕る」などさまざまな運動要素を併せ持つスポーツであることから、「アルティメット(究極)」という名前がつけられたのだそうです。
私は公認サークル「アルティメット部 ソニックス」で主将を務めていたのですが、昨年U23の日本代表に「ソニックス」から私を含めた3名が選抜され、世界大会で優勝しました。
大学生活の4年間をアルティメットにささげてきたと言っても過言ではないほど練習に打ち込んできたので、その努力のたまものと誇らしく思っています。
次期主将の石田みのりさんも昨年の全日本大学新人選手権で優勝しており、今日一緒に学生文化賞を受賞しました。とても頼もしい存在で、私はもう卒業しますが、次は彼女が中心となってチームを引っぱっていってくれるだろうと思っています。
◎教育学部3年 石田 みのり(いしだ・みのり) <第25回全日本大学新人アルティメット選手権大会 「ウィメン部門」優勝>
アルティメットは競技者のほとんどが大学から始めており、「日本代表」や「全国優勝」というものが非常に身近な存在であることが魅力の一つです。私も、島さんをはじめとする日本代表経験者の先輩がいるということが、「ソニックス」に入部した決め手の一つでした。
私たち「ソニックス」は全日本大学選手権での優勝を目指して日々練習に励んでいます。少しでも興味を持たれた方は、ぜひ一度河川敷に練習を見に来てほしいです。