競技ダンス部(WBDC)
基幹理工学部 4年 大山 知理(おおやま ちさと)
人間科学部 3年 横山 雷人(よこやま らいと)

大山:埼玉県出身。お茶の水女子大学附属高等学校卒業。横山:東京都出身。巣鴨高等学校卒業。競技ダンスは、「スタンダード」(ワルツ他4種)と、「ラテンアメリカン」(サンバ他4種)の2部門に分かれる。全日本学生選手権は夏と冬の年2回開催。今年度の横山・大山ペアは、5月に行われた春の六大学戦「パソドブレ」の部で優勝。6月の東部日本学生競技ダンス選手権大会では「チャチャチャ」の部で3位入賞を果たした。
中学・高校でバスケットボール部員だった横山さんは、新歓での体験をきっかけに競技ダンス部に入部。一方、3歳からバレエを始め、ジャズダンスやヒップ ホップダンスなどを経験した大山さんは、新たな挑戦を求めて大学2年次に入部。競技を始めてわずか2年目、二人は全日本学生競技ダンス選手権大会「サンバ の部」決勝の舞台に立っていた。
「サンバで難しいのは、バウンス・アクションという独特の波打つような動きや、男女の世 界観を醸し出すこと。授業以外の時間のほぼ全てを費やして練習しました」(横山)。「パートナーをリード・フォローする手のつながり方次第で、相手の動き を生かすことにも殺すことにもなります。このテクニックを高め、お互いの動きを何倍も増幅して見せることを目指しました」(大山)。
競技歴の勝るペアが居並ぶ中、エネルギッシュで一体感のある演技で見事2位を獲得。「競技ダンスに出合ってから、頑張ることが楽しいと思えるようになった んです。好きだから頑張れるし、頑張るからには勝ちたいです」(大山)。「大学から始めても努力次第で学生日本一になれることを証明して、多くの人に競技 ダンスを見てもらいたい」(横山)。今夏大会での優勝を目指し、二人はさらなる奮闘を続けていく。
第620回