模擬国連会議全米大会日本代表団長
政治経済学部3年 川島 瑛里子(かわしま えりこ)
世界各国から約5,000名もの学生が、米国ニューヨークに集結して行う「模擬国連会議全米大会」。参加者一人一人が国連加盟国や非政府組織の代表となり、実際の国際問題などを議題に国連会議を再現する。
「高校生のころから全米大会に出たかった」という川島さんは、大学入学後すぐに公認サークル「模擬国連早稲田研究会」に所属。英語での書面作成やプレゼンテーション技術を磨き、国連が主催するワークショップにも参加。現役国連職員のアドバイスを得て挑んだ日本代表団の選考会を見事突破し、6カ月の準備期間を経て憧れの舞台に立った。「模擬
国連はディベートではありません。お互いの意見を尊重しながら、包括的な結論を導いていくことが一番大切になります。とはいえ各国の参加者たちは、スピーチは圧倒的に上手なのですが、人の話をあまり聴いてくれません(笑)。多くの人の賛同を得るためには、自分の考えを魅力的にアピールすることも大事なのだと学びました」。
個人・団体賞の獲得という目標も達成し、「今度は実世界で目に見える変化をもたらしたい」と語る川島さん。国際問題解決という夢の実現に向け、着実な歩みを進めている。
第620回