ア式蹴球部女子部
スポーツ科学部4年 高木 ひかり(たかぎ ひかり)
「一番楽しいのはボールを蹴っているとき」と、サッカーを始めた小学校3年生のころを伺わせる、屈託ない笑顔でプレーの喜びを語るのは、U-23サッカー日本女子代表選手の高木ひかりさん。2002年の日韓W杯をきっかけにサッカーにのめり込み、その後中学、高校と日本トップレベルでの戦いを続けてきた。
大学進学後はア式蹴球部での活動に加え、日本代表やユニバーシアード代表として海外遠征や合宿へ行くこともしばしば。「でもあまり忙しいとは思いません。予定に追われている方が好きなので。海外遠征は非日常感があって、なぜか課題がはかどります(笑)」と朗らかだ。「授業に出られないときは教授と連絡を取り、遠征先からレポートなどを提出します。スポーツビジネスマーケティングのゼミに所属していて、今年は女性用スパイクシューズの購買調査をテーマにした卒論を執筆予定です」と話すように学業にも励む。「目標は、まだ達成できていない大学女子サッカー日本一になること。真剣に取り組めばそれだけ良い結果につながると思うし、自分にも成長という形で返ってくる。全てにおいて全力で取り組みたいです」。
第616回