Waseda Weekly早稲田ウィークリー

学生注目!

第566回 サークル活動に起業にビジコン参加。目標は早稲田人生の全う

創造理工学研究科 修士課程2年
岡田 純一 (おかだ じゅんいち)
千葉県出身。城北学園城北高等学校卒業。学部時代に友人と共に新卒採用支援を行う株式会社Techouseを起業。昨年、早稲田大学ビジネスプランコンテスト優秀賞に輝く。来年からはネスレ日本株式会社勤務。 Techouseの早大生インターン情報はこちらhttp://jeek.jp

千葉県出身。城北学園城北高等学校卒業。学部時代に友人と共に新卒採用支援を行う株式会社Techouseを起業。昨年、早稲田大学ビジネスプランコンテスト優秀賞に輝く。来年からはネスレ日本株式会社勤務。
Techouseの早大生インターン情報はこちらhttp://jeek.jp

歴代の優勝者には株式会社リブセンスの村上太一社長(2009年政経卒)などが名を連ねる「早稲田大学ビジネスプランコンテスト」。昨年開催された第15回大会では、若者を対象としたネットリサーチサービス「SODA!」を提案した岡田純一さんのチームが優勝した。「『SODA!』は、自分の趣味嗜好を反映させたキャラクターを通じてユーザー同士が交流するアプリです。一見単なるSNSのようですが、実はこれは、運営会社がユーザーのタイプを把握し、マーケティングに利用するビジネスモデル。クライアントの要望に応じてユーザーグループを作成し、グループチャットによってマーケティングデータを収集することも可能です」。

当時の写真を眺めながら提案内容を振り返る岡田さん。そこに写るスーツ姿の青年はりりしい表情をしている。だが、「いつもはこんな感じです(笑)」と次に見せてくれたのはテニスコートで躍動する1枚。

「学部時代はずっとサークル活動に没頭していたんです。といっても、打ち込んだのは競技ではなくてイベント運営。20のテニスサークルを束ねる『新早稲田大学庭球同好会連盟』の役員を務め、実力もモチベーションも異なるサークルを一つにまとめるため、フットサル大会など伝統を打ち破るイベントを数多く企画しました」。

中高時代は学校の規律が厳しく、面白いアイデアを形にできなかった。そこで抱えた思いを早稲田の自由な環境で次々実現させたのだ。サークル活動を通して早稲田のとりこになった岡田さんは、「今ここでしかできないこと」を考え、4年次に友人と共に起業した。「理系学生に特化した就職支援を始めました。彼らの多くは研究熱心なのに目線が外に向いていないため、自分の能力の生かし方を分かっていない。それがもったいないと感じたんです」。

理系学生向けのインターンシップ情報の提供を主要事業とする中で、岡田さんは学生と企業のマッチングイベントの運営を担当。「西早稲田キャンパスの全ての研究室に挨拶に行った」という営業努力が実り、起業から程なくして平均60人の学生が集まり、企業からも売り込みが来るほどのイベントに成長させた。さらに、学部卒業後は大学院に進学し、知見を広げるために数多くのインターンシップに参加。そこで出会ったのが、後にチームを組んでビジネスプランコンテストを勝ち抜くことになる4人の早大生だ。

会社経営の傍ら、新たな挑戦も忘れない。これほど濃密な学生生活を送る学生はまれだろう。だが、岡田さんは自分が特別なわけではないという。「多種多様なヒト・モノ・コトが集まる早稲田という環境が、ポテンシャルを引き出してくれるんです。他の人にも、目線を外に向けてほしいですね」。

来春以降は活動の拠点を現在の会社からネスレ日本株式会社に移し、新たなキャリアをスタートさせる岡田さん。「食のサービスを通じて日本のビジネスマンをアクティブにする」という自らに課した目標に向かって、新卒1年目から日本全国を舞台にさらなる挑戦を続けていく。

 

第566回

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