Waseda Weekly早稲田ウィークリー

早稲田の学問

古今東西のアニメーションを学ぶ

アニメーション文化論【文化構想学部設置科目】

文化構想学部 3年 藤岡 小雪(ふじおか・こゆき)

数多くの特徴的な講義が開講されている文化構想学部。その中でも、他学部にはまずないであろう、ひときわ個性の光った講義があります。その名は「アニメーション文化論」。表象文化の批評家として有名な、石岡良治文学学術院准教授が担当する講義です。

授業は、石岡先生が最近観たアニメについての感想を述べることからスタートします。「夏アニメは『あそびあそばせ』が面白い。かわいらしいキャラクターデザインから繰り出される変顔などのギャグがたまらない」「劇場版 『若おかみは小学生!』が最近話題になっている。公開から1カ月弱経とうとしているが、ここの映画館では1日に7〜8回上映されている。ぜひ足を運んでほしい」など、具体的な作品を挙げて紹介してくださいます。このような先生の感想から想像力をかき立てられ、知らなかったアニメ作品を観るきっかけにもなっています。

身振りを交えた熱のこもった講義からは、石岡先生のアニメ愛が感じられます

15回の講義のうち、前半部分は過去のアニメーションについて学んでいきます。配付されたレジュメに沿って先生の解説を聞くのはもちろんですが、授業時間の多くが実際のアニメーションを観ることに充てられています。またアニメーションを観ている最中も、先生が場面ごとに解説を入れてくださいます。私が特に好きなのは、この先生の鋭い解説です。『白雪姫』を観ていた際の解説を例に挙げたいと思います。白雪姫が井戸のそばで「願っているの 私を愛してくれる人が現れることを」と歌っていると、そこに王子が歌いながら現れます。白雪姫が初めて王子と出会う、劇的なシーンです。このシーンを先生は、「夢女子、夢かなう」と表現しました。ディズニーの由緒あるアニメーションの解説に、「理想の男性キャラクターと結ばれることを夢想する女子」という意味のオタク用語をチョイスした先生の発言には、驚かされると共に思わず笑ってしまいました。“オタク”カルチャーに精通している先生だからこそ、普段の大学の講義ではまず聞かないような表現での面白い解説ができるのでしょう。これまであまり触れてこなかった昔のアニメーションも、先生の解説が付くとより面白く観ることができます。

普段なかなか観ることのできない昔のアニメーションを多数観ることができます

秋学期も後半に差し掛かっているため、今後は現在の日本のアニメについて取り上げる機会も増えていくそうです。シラバスを見ると、「オープニングとエンディング映像からアニメ史を考える」や「アイドルアニメと3DCG」など、面白そうな文言がずらり。これからの講義もとても楽しみです。

 

 

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