Waseda Weekly早稲田ウィークリー

早稲田の学問

「ジャーナリズムとは何か」 専門分野を超えて学ぶ

働く女性に対してより働きやすい環境を作る視座の提供

大学院政治学研究科 修士課程 2年 潘 黛(はん・たい)

私は、政治学研究科でジャーナリズムコースを専攻しています。きっかけは、ジャーナリズムには力があり、社会におけるさまざまな問題を可視化でき、弱者の声を外に伝えられ、問題解決への提案ができると考えたからです。大学院に入学してから、「ジャーナリズムとは何か」を理解するために、ジャーナリズムに関係する授業を多く履修しました。

その中で私が最も印象に残っているのは「報道現場論B」(大学院政治学研究科設置科目)という授業です。その理由は、毎週講義を行う先生が日本のメディア業界における報道現場で実績がある優秀なジャーナリストだったからです。授業を通じ、報道現場でどのような問題が起こりうるかを理解し、常に考えることによって、「ジャーナリズムとは何か」を理解できるようになりました。また、日本におけるメディアを理解することで、日本社会への理解が深くなり大変勉強になりました。

「デジタルトレーニング」という授業で、キャンパス内でクラスメートと互いに写真を撮影

授業がないときによく訪れる中央図書館。B1研究書庫にはたくさんの書籍があり、貴重な蔵書を静かに読むことができる

学部生のときは中国の北京外国語大学で語学を専攻していましたが、大学院は海外で他の専門を勉強したいと考えていました。その中で、早稲田大学へ進学したのは学問研究の高さと国際化の深化に優れ、自分の研究したい分野を専門にしている先生方がいらっしゃり、高いレベルの授業を受けることができると考えたからです。

修士課程2年生になって、優秀なジャーナリストになるためには、単なる「ジャーナリズムとは何か」を理解するだけでは不十分だと思い、政治学研究科に設置される授業だけでなく、法学研究科や社会科学研究科などの授業も履修しました。異なる研究科の授業は新鮮で、勉強の醍醐味(だいごみ)を感じました。また、専門分野が異なるが故の異なる研究方法や問題の切り口を勉強しながら、知識の広がりをしみじみ感じることができました。

特に法学研究科のゼミである「労働法研究I」の授業では、法学に関して何一つ知らなかった私でしたが、先生や博士課程の学生から指導を受けたり、自分で教科書や判例を一から読んだりすることで、期末には一人で判例報告ができるようになりました。

旅行や写真展などを通じて、気分をリフレッシュ。左:2017年11月に行った日光。右:2017年に開催された「写真家 ソール・ライター展」にて

今は「新聞報道に見る働く女性の出産・育児―1986年から2017年までの『読売新聞』『朝日新聞』を中心に」を修士論文のテーマとして研究しています。働く女性の出産・育児に関する報道と法律・政策を合わせて研究することで、出産・育児期の働く女性の現状や課題を分析し、働く女性に対してより働きやすい環境を作る視座を提供でき、さらに、各法律・政策はどのように役割を果たしてきたかを究明したいと考えています。この研究が、少子高齢化が社会問題となっている日本で、働く女性にとってさらなる整った就労環境を作るために、法律的視点を提供し、労働力不足の解消に少しでも役立てばと思っています。

ある日のスケジュール

研究室で研究対象とする記事を整理中

  • 07:30 起床、入浴
  • 09:00 登校。図書館で論文執筆
  • 12:40 昼食
  • 13:40 研究室でデータを整理
  • 18:30 夕食
  • 19:45 ゼミに出席
  • 21:05 研究室でデータを整理
  • 23:50 帰宅、メールチェック
  • 01:30 就寝

 

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