Waseda Weekly早稲田ウィークリー

早稲田の学問

細胞は私たちの体に欠かせない「タンパク質工場」

細胞生物学B【先進理工学部設置科目】

先進理工学部 1年 玉手 萌衣(たまて・めい)

「細胞生物学」と聞くと難しそうな学問と捉えられがちですが、佐藤政充准教授、阿部充宏非常勤講師によるこの授業は、細胞の構造や私たちの体の中で行われているさまざまなメカニズムを、図を用いて非常に分かりやすく教えてくださいます。

細胞は一つにつき直径10~30μm(マイクロメートル)という本当に小さいサイズで、私たちの体の中におよそ37兆個存在する、必要不可欠な生物体の構造の基本単位です。この小さな細胞の中には、生体内のエネルギーを貯蔵・供給するATP(アデノシン三リン酸)を生成するミトコンドリアとDNA(細胞・器官・臓器を作る情報)を持つ核、タンパク質を合成する構造体(リボソーム)などがあり、それぞれが重要な役割を果たしています。その役割のほとんどはタンパク質を合成するために働いており、細胞は「タンパク質工場」とも呼ばれています。

この日のテーマは佐藤先生による「細胞骨格・細胞周期」について

図を用いた分かりやすい説明

ところで、タンパク質が私たちの体にとってどれほど重要なものか知っていますか? タンパク質は体のどの部分にも存在し、たくさんの種類があります。体液や体の機能を調節するホルモンや体内のさまざまな化学反応に不可欠な酵素、味・匂い・光などの刺激を受け取るレセプター(受容体)などの全ての生命現象はタンパク質が中心となっており、タンパク質は非常に小さい細胞の中で転写、翻訳といった複雑なプロセスを経て合成されていくのです。こんな小さな世界で、こんなにも重要で複雑なプロセスが起きているおかげで私たちは生きている、そう考えるだけでワクワクしませんか?

授業後も学生の質問に丁寧に回答してくださる佐藤先生

この授業では、私たちが生活していく上で欠かせない体の中の現象のプロセスを細胞に着目して学びます。私は高校で生物を選択しており、細胞の複雑な仕組みを理解するのに苦労していましたが、生物の先生が熱心に教えてくれたおかげで苦手意識がなくなり、大学でももっと深く学びたいと思い、この授業を履修しました。授業は非常に分かりやすいパワーポイントを用いて、それぞれの器官を擬人化して面白く解説してくださるので、印象に残り、理解しやすいです。奥の深い細胞生物学ですが、興味を持って楽しく学んでいます。

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