Waseda Weekly早稲田ウィークリー

早稲田の学問

「広告論」の知識を実家のコーヒー店に役立てたい

「広告論」 【商学部設置科目】

商学部 3年 熊谷 理沙(くまがい・りさ)

私の実家は、広島で戦後間もなく開業し、今年で創業70年になるコーヒー店です。現在、客層の高齢化が進んでいます。そこで、従来からの顧客を大切にするとともに、若者の顧客を増やす広告活動をしたいと考え、学んだ知識が営業に直結する嶋村和恵先生の「広告論」を受講しました。今回は、「CMが好き」から「CMを作りたい」へと私の考えが深まったこの授業を、皆さんに紹介します。

授業は、嶋村先生が理論を説明し、要所要所で学生に疑問を投げ掛ける形式です。広告の仕組みと定義や法規・規制といった理論の部分から始まり、「ACC CMフェスティバル」でグランプリを受賞した作品を視聴するなど、その理論を身の回りのCMと結び付けながら勉強できるため、楽しみながら毎回の授業に臨めます。普段私たちがテレビや電車の中などで目にする広告を分析する力が身に付くにつれ、これまで何も考えずに利用していた電車の中づり広告を見て、ターゲット(誰に向けて広告が打ち出されているのか)を考え、広告主(広告を出稿する企業)の意図も自分なりに推測できるようになりました。シラバスにも記載されているこの授業の目標は、一つ目に「広告関連の専門用語を理解し、正しく使えるようになる」こと、二つ目に「実際に行われている広告活動の目的、ターゲットを推測し、公平な視点でその善しあしを判断できるようになる」こと、三つ目に「広告を含むマーケティング・コミュニケーションの役割を理解して、簡単な広告計画の立案ができるようになる」ことの3点です。

実家のコーヒー店。帰省の際に両親の手伝いをすることも…

スクラップした新聞広告と参考書として購入した本など

授業では、広告ができるまでの流れを学ぶことで、広告を「見る側」だけでなく「作る側」の視点も加わりました。中でも印象的だったのは、日清の「ラ王」や大和ハウスのCMなどを手掛けたクリエーティブ・エージェンシー「TUGBOAT」のクリエーティブ・ディレクター岡康道さん(1980年法学部卒)と、コラムニストの小田嶋隆さん(1980年教育学部卒)による対談です。「広告論」のゲストスピーカーとして来てくださった岡さん、小田嶋さんは、共に私たち早大生の先輩にあたります。CMを一から作るという仕事の難しさを知るとともに、お二方の職業に共通する、伝えたいメッセージを言葉や映像を使って発信するという仕事に魅力を感じました。

授業の様子

もともとテレビCMが好きだった私は、嶋村先生の授業を受講した後、新聞広告にも興味を持つようになりました。大学生なら読み飛ばすであろう、40歳以上をターゲットにしたサプリメントの広告や、リオ・パラリンピックの陸上女子400m銅メダリスト辻沙絵さんの、日常物語がつづられたPanasonicの広告にも感動を覚え、スクラップしています。また、広告についての知識をさらに増やしたいという思いが募り、将来は自分の伝えたいメッセージを形にする職業に就きたいと考えています。「広告論」の授業で学び、身に付けたことを、実家のコーヒー店にも役立てていきたいです。

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