大学院教職研究科修士課程 2年
鈴木 啓(すずき ひろむ)
小・中・高時代の「総合の時間」を覚えていますか?当時の私は「何をするのか分からない時間」という印象を持っていました。しかし、科学的かつ実現可能なカリキュラムがあれば、思考力や情報収集能力、プレゼンテーション力など、社会で求められる力を培うことができると考えています。知識の暗記だけでは太刀打ちできない今、「総合」の授業の充実こそが、新しい時代を生きる力を付けることができると信じて研究しています。
今年の春には交換留学でロンドン大学に派遣され、イギリスのカリキュラムを学んできました。また、昨年から都内の公立中学校で「臨床実習」を行っています。そこで、現場の先生方と共同でカリキュラムを作っています。また、実際に授業もしています。現在は2年間かけて取り組んできたカリキュラムの開発を、論文にまとめているところです。このように、研究したことを実践する場があること、そしてフィードバックし、さらに理論を学ぶことができる点が本研究科の魅力です。
来年から地元である新潟県の英語教員になります。授業開発とカリキュラム開発を継続し、現場でも研究を続けていきたいです。
【ある日のスケジュール】
- 06:00 起床
- 08:00 研究室到着 メールチェック、新聞閲覧、書籍・論文講読
- 10:40 2限の授業を受ける
- 12:00 友人らと昼食
- 13:00 研究会
- 15:00 文献講読、論文執筆
- 18:00 NPOの活動に参加
- 22:30 帰宅
- 24:00 就寝