Waseda Weekly早稲田ウィークリー

早稲田の学問

(349)異文化の中で異文化について学べる環境

異文化コミュニケーション論(グローバルエデュケーションセンター設置オープン科目)

異文化の中で異文化について学べる環境 文学部2年 山本 葉奈(やまもと はな)

003491374_こんな授業_本人写真鈴木 伸子(すずき のぶこ)准教授の「異文化コミュニケーション論」の授業では、異文化コミュニケーションの特徴を知り、文化的背景が異なる他者とも円滑なコミュニケーションを実践できるようになることを目指します。授業では、日本社会や日本語の会話における異文化の発見をテーマとする個人のミニスピーチや、グループ別の話し合い活動(ディスカッション)などを行っています。異文化コミュニケーションの理論を学びながらそれをすぐに実践できるアクティブな展開が、大きな特徴の一つです。

また、この授業のもう一つの特徴は、留学生の履修生がたくさんいることです。授業を通じて、異文化を背景に持つ学生と実践的な交流を行うことができます。こうした“異文化の中で異文化について学べる学習環境”にも、魅力を感じています。

私はこの授業から、他人の第一印象は、ステレオタイプ(先入観)によるところが大きいことを再認識しました。特に異文化を持つ人と接するときには、事前に抱いているステレオタイプが強く影響しますが、日本人同士の交流においても同様に発生します。そしてこれを完全に取り払うことは、とても困難です。しかし、“私たちはステレオタイプの影響を受けて第一印象を決定している”ということを認識していれば、それに注意してスムーズなコミュニケーションを取ることができます。これが、とても重要なのではないでしょうか。

授業で学んだことを今後も実践しながら、さらにそこに自分の体験から新たに学んだことを積み重ね、異文化コミュニケーションの方法を随時更新させていく。考え、発見を繰り返しながら、自分らしい異文化コミュニケーションのスタイルをつくっていきたいです。

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