トップスポーツビジネスの最前線(スポーツ科学部設置科目)
政治経済学部2年 本田 真琴(ほんだ まこと)
この授業は12年間続く名物授業で、各年の講義内容は書籍化されているほどです。スポーツ界の最前線を駆けるゲストスピーカーのラインアップは豪華で、Jリーグのクラブ経営者、メジャーリーガー、パラリンピアン、アナウンサーなど職種もさまざまです。しかし、全ての方に共通する点があります。それは「一流である」ということです。私たちは結果を残したプロフェッショナルたちから直接学ぶことができるのです。質疑応答の時間もたっぷりと設けられており、質の高い質問・回答が飛び交い、理解がより深まります。
特に印象的だったのは桑田真澄さん。言葉の全てに桑田さんの素晴らしいお人柄が表れていて、本物に触れる大切さを実感しました。そして佐藤真海さん。健常者と変わらない動作に、障がい者スポーツに対する自分の意識がガラリと音を立てて変わるのが分かりました。ご担当の平田竹男教授が講義をしてくださる回もあって、アギーレ問題※や2020年東京オリンピック・パラリンピックについて大いに議論が盛り上がり、その様子はまるでマイケル・サンデル氏の『白熱教室』のようでした。
他にも学生が発表する場が設けられているなど学生主体の授業であるため、学ぶ意欲が強ければ強いほど実り多いものになります。スポーツを通してさまざまな世界が見えてくる、未来が見えてくる、そんな体験ができる授業です。
※ハビエル・アギーレ元サッカー日本代表監督によるスペインリーグでの八百長疑惑問題