専門ゼミⅠ(健康福祉産業学)
人間科学部4年 岡本 莞 (おかもと かん)
超高齢社会に突入し、医療福祉・サービスロボットなどの開発が急務となっています。このゼミでは、そのニーズに応え、身近な人を助け社会に役立つものを開発したいという人が集まり、ロコモティブシンドローム(加齢に伴う関節・筋肉等の機能低下で生活に支障を来し介護のリスクが高まった状態)を予防するなどの、さまざまなロボットを開発しています。具体的にはその予防に効果があるトレーニングを支援するToccoちゃん、いびき音や血中酸素飽和度から利用者の状態を感知し自然な呼吸ができる姿勢に促す睡眠時無呼吸症候群サポートロボットじゅくすい君の開発などを行っています。
また可部 明克 (かべ あきよし)教授の大手電機メーカーでの経験から、ゼミでは半分がロボット開発の基礎知識を、もう半分は実践的なビジネスをテーマにディスカッションしています。ビジネスのテーマでは、技術的なアイデアを実際のビジネスにどう生かすかなど良い刺激を多く受けます。学んだことを実践の場で生かすため毎年ビジネスプランコンテストに挑戦しており、私の代では第1回早稲田大学アプリケーションコンテストで優秀賞をいただき、みんなで早稲田大学に功績を残すこともできました。
これ以外にも夏には南洋(ナンヤン)理工大学との交流でシンガポール合宿に行き、日本全国や世界に赴任している尊敬する先輩や仲の良い同期に囲まれ、充実したゼミ活動を送っています。